一人でいきたい日本酒を楽しめる居酒屋とは

まず店構えは、きらびやか過ぎないことです。
和風を強いるのでもなく、チェーン店を否定するのでもありません。
おいしい日本酒を数多く用意してくれているのが一番です。
しかし、店構えはできれば小ぢんまりとしていて、落ち着きのあるお店を選びましょう。
あまり大きすぎるお店ですと、サービスが行き届かないおそれがありますし、
店員に日本酒の説明を訊くことも難しくなります。
カウンターがあることは必須です。
一人でテーブル席を占領すると気兼ねして、日本酒をゆっくりと楽しむことができません。
店員と日本酒について話せることも、カウンター席の魅力です。
カウンターは広く、清潔なのが一番です。
ほこりが溜まっているようなお店では、日本酒を適正に管理しているか当てにできないからです。

一人飲みするにおいて重要なことは、日本酒の種類が多くあるということはもちろんですが、
その居酒屋という場に、どんな人間がいるかということです。
まず店員は、日本酒に詳しいことが求められます。
また、料理人は日本酒好きであるに越したことはありません。
それほど腕が立たなくとも、日本酒好きであれば日本酒によく合うつまみを熟知しているからです。
その点はメニューを見ればすぐにわかります。
ありきたりのつまみばかりが並ぶ店は、避けた方が良いでしょう。
常連客がいることも歓迎することです。
良いお店だからこそ、客がつくからです。
ただし、品の良い客層であることが条件となります。
変にからまれては一人酒を楽しむことができません。
一人でいきたいお気に入りの居酒屋を、近場で一件でも見つけられたなら幸いです。
日本酒を気兼ねなく楽しむことができる、至上の時間を手に入れることができることでしょう。