日本酒が肌を保湿する？その理由はアミノ酸かもしれません！

昔は、現在の様に肌を保湿する化粧水などがありませんでした。
そんな時代に肌を保湿するために利用されていたのが日本酒です。
日本酒をそのまま肌に付けたり、肌が弱い人は水で薄めてから付けることで肌を保湿していたのです。
現在はその保湿効果に加えて、さまざまな美肌効果をもたらしてくれる日本酒を使ったスキンケア商品もたくさん販売されており、日本酒は美容にも欠かせないアイテムとして特に女性に認知されています。
日本酒が肌の保湿を行ってくれるのは、豊富に含まれているアミノ酸の働きによるものです。
日本酒の旨味成分でもあるアミノ酸は、肌に水分を保つ働きをする天然保湿因子（NMF）の主成分でもあります。
日本酒にはNMFの主成分であるセリン、グリシン、アラニン、アスパラギン酸といった化粧水の裏側を見るとおなじみの保湿効果があるアミノ酸が、たっぷりと含まれているのです。
これだけ多くの保湿効果のあるアミノ酸が含まれているアルコール類は日本酒の他にはなく、白ワインに比べて約10倍、ビールに比べても3倍以上も含まれています。

日本酒の美容効果を得るためには、肌に塗るのが一番簡単でしょう。
化粧水の代わりに日本酒を肌に付けるだけの手軽さです。
しかし肌が弱い人や日本酒の匂いがいつまでも顔の周りでするのが苦手だという場合には、
飲んでも保湿効果を得ることができると言われております。
顔に化粧水代わりに使う時には、アミノ酸を身体の外側から補充する方法ですが、飲んだ場合には身体の内側からアミノ酸を補充することになります。
肌が弱い人は飲むことで、アルコールに弱い人は塗ることで保湿効果を得ることができます。
顔以外にも保湿効果が欲しい！という場合には、お風呂に日本酒を入れるという方法もあります。
日本酒風呂ならば身体全体にアミノ酸が行きわたりますので、全身くまなく日本酒を塗ることが難しいという場合にも手軽に保湿効果を得ることができます。
乾燥を防ぐために入浴後に慌ててボディクリームを塗る必要もないほど、肌がしっとりと潤ってくれます。
どの方法の場合でも使う日本酒は「純米酒」と記載してあるものを選ぶことがポイントです。
純米酒という表記がないものは、醸造アルコールや塩が配合されており純米酒よりも美容効果が落ちてしまいますので、選ぶ際には注意してください。
＊肌に合わない場合はすぐに使用をお控えください＊