カルチャー  カルチャー 2017年6月10日 更新 お気に入り追加 0

IWC2017日本酒部門で審査された日本酒

☆SAKEPRO編集部☆ ☆SAKEPRO編集部☆

IWC2017の日本酒部門は、過去最高の390社の蔵元が参加し、出品数は1245銘柄に上るものでした。 メダルの審査は終わり、審査結果も発表されています。 日本酒ファンにとっては、その結果の内容が気になるはずです。

IWC2017の日本酒部門とは何?

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IWC2017とは、「インターナショナルワインチャレンジ2017」のことで、簡単に言えば、2017年度の国際ワイン品評会のことです。
この品評会には日本酒部門があり、日本全国の蔵元から出品を募り、審査員による審査でメダルを争うものとなっています。
カテゴリーとしては、純米酒、吟醸酒、本醸造酒などの他に、古酒、スパークリング酒、普通酒などもあって、全部で9つのカテゴリーで競い合います。
メダルは、金、銀、銅の3種類ですが、メダルから漏れても優れた品質のものは、大会推奨酒としての認定を受けることができます。
今回の審査結果では、出品総数1245銘柄の中から、56銘柄が金メダルを受賞しています。金メダル数が多かったのは、純米大吟醸酒の部(14銘柄)、純米吟醸酒の部(10銘柄)、大吟醸酒の部(10銘柄)、この3つでした。
いずれも、出品数の多いカテゴリーでもあって、蔵元もこのカテゴリーに力を入れていることがうかがわれます。
と言うことは、日本酒ファンにとっても、この評価の高かった3カテゴリーに注目して日本酒選びをすることは、それなりに理に適った方法になり得ます。

どの酒蔵のどの銘柄が金メダルだったか

IWC2017日本酒部門の審査結果が発表されていますので、金メダル受賞の56銘柄の内、幾つかをピックアップして見ていくことにしましょう。

純米大吟醸酒の部では、山形県の酒蔵の金メダルが多く、
水戸部酒造の「山形正宗藍」、
後藤酒造店の「辯天21純米大吟醸原酒」、
秀鳳酒造場の「秀鳳純米大吟醸雪女神」
の3つが県別では最多の受賞でした。
純米吟醸酒の部では、長野県の大信州酒造が、
「大信州N.A.C. ひとごこち」と「大信州 手の内 純米吟醸」
の2つの銘柄で金メダル受賞しているのが目立ちました。
大吟醸酒の部では、受賞はバラツキましたが、
山形県の後藤酒造店の「辯天極上大吟醸原酒山田錦」
の受賞が、純米大吟醸酒の部でも受賞しているため、その実力のほどがうかがえます。

以上に紹介した以外の酒蔵でも、複数のメダル受賞をしている酒蔵があります。
銀メダルや銅メダルをも含めて、蔵元別に受賞状況を丹念に調べていくと、その蔵元の得意分野や実力の程をうかがうことができます。
とは言え、品評会で評価の高かった銘柄が、自分の好みに合っているかどうかは別問題で、自分でも試飲の必要はあります。
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