カルチャー  カルチャー 2017年2月19日 更新 お気に入り追加 0

今更聞けない日本酒の注ぎ方・受け方

☆SAKEPRO編集部☆ ☆SAKEPRO編集部☆

おいしく日本酒を楽しんではいても、意外と酒宴でのマナーをきちんとわきまえている人は年配の人でも少なかったりします。 今更聞けないですが、お酒の注ぎ方や受け方には昔から決められた作法があります。 難しく考えがちですが、その成り立ちと意味を知れば納得できることでしょう。

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やってはいけない注ぎ方

今更聞けないけれども覚えておかないと恥ずかしい思いをするかもしれないのがお酒のマナーです。
まずは何気ない動きですが、ついついやってしまいがちなマナー違反をご紹介します。
第一に、断りなく勝手にお酒を相手に注ぐことです。
黙ってお酒を注ぐのはマナー違反です。
相手に声をかけて確認してから注ぎましょう。
注ぐ時には逆手注ぎもマナー違反です。
縁起が悪いとされるので、右手の甲を上にして左手を添えます。
離れたテーブルにお酌をしに行く時には徳利を持ち歩いてはいけません。
持ち歩くと中身をこぼしたり、落としたりしてしまう恐れがあるからです。
ほかのテーブルでお酒を注ぐ場合はそのテーブルにある徳利を使いましょう。

やってはいけない受け方

お酒を注いでもらう側にも、受けるマナーがあります。
まずは持ち方です。
右手で盃を持ち左手を添えます。
盃を置いたままお酌を受けるのは失礼となるので手に持ちましょう。
受けたならばそのままテーブルに置いてはいけません。
必ず一口でもいただいてから置きましょう。
勧められてももうこれ以上飲めないという場合にはやんわりとお断りしましょう。
その際に盃やグラスに手で蓋をするようなしぐさを添えればなお良いでしょう。
盃を伏せて飲めないという意思表示にする人もいますが、
場合によっては絶交の意味ととられます。
好意を伝えるためにきちんと言葉で意思表示しましょう。
乾杯の時にグラスの感覚で盃を合わせてしまいがちですが、
日本酒の場合は器の音を鳴らさないようにしましょう。
合わせるとしても音がしないようにそっとするのがスマートです。
マナーを知り、気遣いのあるお酒を楽しみましょう。
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