週末のお取寄せに、少し高価な土佐の日本酒おすすめ銘柄。

江戸時代から涸れることなく続く清流仁淀川水系の湧水。
そのほのかな甘味と優しいのどごしの軟水を仕込み水とする創業120年の歴史ある酒蔵が、高知県西部にある亀泉酒造です。
美味しい・楽しい・面白いにこだわり、高知県産酵母や希少な高知県産酒米を積極的に取り入れて日本酒造りを追求し続けています。
その亀泉酒造からのお薦め銘柄は「亀泉純米吟醸原酒CEL－24」。原酒でありながらアルコール度数は低めに抑えられており、フルーティーな香りに酸味と甘味のバランスが絶妙に引き立つ、まるで白ワインのような味わいに仕上げられています。
亀泉の中では少し高価な銘柄ですが、この絶妙なバランスは「飲むたびに癖になっていく」と日本酒通にもファンが多く、同時に甘く軽やかな口当たりがあまり日本酒が得意ではない人や女性にも好まれています。
そういう日本酒だからこそ、週末に家族や恋人と一緒にゆっくり楽しむのにぴったり。
吟醸香の華やかさと爽やかな酸味を楽しみたい日本酒なので、キンキンに冷やしていただくか、氷を入れてロックでいただくのがお薦めです。

明治10年創業。
現在は5代目当主が杜氏を務め、全国新酒鑑評会や四国の新酒鑑評会でも数々の受賞歴を誇る実力派の蔵元です。
そのアリサワ酒造の代表的な銘柄が「文佳人」。
「学問に秀で、教養にあふれた美人」という意味だそうです。
文佳人はしぼりたての酒がもつ豊かな味わいとみずみずしい香りへのこだわりから無濾過・生貯蔵で造られ、保存管理にもこだわりがありがあるため飲食店での取り扱いはそれ程多くはありません。
だからこそ、取り寄せて週末にじっくり味わいたい日本酒のひとつです。
そのなかでも「文佳人リズール 純米吟醸酒」は、よけいな先入観を持たずに味わってほしいという杜氏の想いから使用米、日本酒度等を非公開にした純米吟醸酒で上品な香りとスッキリした喉越しが秀逸です。
上品な香と爽やかな酸味、飲み心地の良さがありつつもキリっと引き締まった味わいが楽しめるので、少し高価ではありますが日ごろの晩酌酒としても最適です。
週末に食事と一緒にゆっくりと、お刺身やちょっとだけ手の込んだ肴と合わせて味わっていただきたい土佐の銘酒です。