日本酒の材料は酒米!白米と酒米のカロリーはどう違う?

日本酒はご飯と一緒で太るのでは?と思いがちです。お米で出来ていることは知っていますが、いつも食べているお米と同じなのかちょっと調べてみました。というのも、最近友人が、田中酒造場さんの「純米大吟醸 亀の甲寿亀 神韻」という、お高いお酒を飲んだと聞いたからです。「歩合8.5%まで精米」した一品だとか。

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知らなかった!酒米は個人用には売られていない

白米と酒米

この小さな1粒1粒がおいしい日本酒に
酒米は、主に麹米として日本酒に使われるお米です。一般のご飯のお米とは区別されているそうです。今では各地で生産されていますが、兵庫県の山田錦。新潟県の五百万石。長野県の美山錦。山形県の出羽燦々という品種が有名です。他にも熊本県の玉名では、山田錦の改良品種である「吟のさと」で作った「錦の露」というお酒があります。地域の個性に富んだお酒が増えている様です。亀の尾などは、一般米ですが、お酒の原料米の品種です。

小さなお米、1粒1粒が磨かれている

酒米は、精米しやすいように、一般のお米より粒が大きいのだそうです。精米の段階で、日本酒の雑味である、デンプンやタンパク質や脂肪が削られるからです。そして心白と言われる、お米の中心部だけを使って日本酒を作ります。最初の玄米の粒の大きさに比べて、どのくらい削って残ったかが精米歩合として示されます。精米歩合が低いほど、デンプンや脂肪がない!のです。

職人さんの努力!日本酒を選ぶ基準の1つに

酒蔵

職人さんの気合が美味しいお酒を生むのですね。
来福酒造さんの「来福 超精米」は精米歩合8%です。旭酒造さんの「獺祭 磨きその先へ」の精米歩合は秘密です。精米歩合=美味しさではありません。好みも人それぞれです。「獺祭」の磨き二割三分。磨いて23%にするために、168時間かけるそうです。日本酒が愛おしくなってしまいますね。ここで紹介したお酒は、少しお高いものですが、気軽に飲む日本酒も、カロリーをそんなに気にすることはないようです。