カルチャー  カルチャー 2017年2月4日 更新 お気に入り追加 0

季節限定の美味しい日本酒にはどんな種類があるの?

☆SAKEPRO編集部☆ ☆SAKEPRO編集部☆

食べ物には、季節限定のものがあります。 日本酒は1年を通してありますが、実は、季節によって味が変化しており、それぞれの季節にしか楽しめないものがあります。今回は新酒が作られる冬期から春に飲める季節限定の日本酒

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新酒の季節限定で楽しめる日本酒界のボジョレー・ヌーボー

冬から春には新酒が作られる季節です。
この頃のお酒は熟成が進んでおらず、フレッシュな味わいが楽しめます。
その中でも注目されているのが「立春朝搾り」というお酒です。
これは、立春の日の朝に搾ったお酒を瓶詰めしてその日のうちに店頭に並べたもので、生まれたての新鮮な日本酒です。
その新鮮さから日本酒界のボジョレー・ヌーボーと表現されることもあるのです。
ワインの場合と同様、しぼりたての日本酒は一般的な熟成した日本酒とは全く違う、生酒らしい若々しい味わいと、新鮮な香りが特徴です。
まるで酒蔵でしか飲めない味をこっそり頂いているような感覚ですね。
放っておくと熟成が進んでしまうので、フレッシュなうちにどんどん飲むのがおすすめです。

にごり酒も新酒の季節ならではの楽しみ

新酒の季節にはにごり酒もたくさんの種類が出てきます。
酒もろみを荒ごししたにごり酒には原料のお米や米麹などでできたおりがたくさん含まれており、日本酒らしいお米の旨みを感じられます。
熟成したすっきりした飲み口の日本酒とは対照的で、生命力を感じるワイルドな濃い味わいが特徴的です。
その中でも「活性にごり」という種類は酵母が生きたままの状態で瓶詰めされており、発酵が続いている状態です。
微発泡していて、しゅわしゅわとした炭酸感を味わえます。
落ち着いた日本酒も良いけれど、季節限定でしか味わえないこうした種類にチャレンジすると日本酒の味わい深さを感じられることでしょう。
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