こんなお名前！？絶対忘れない日本酒銘柄！！

現在、山形県長井市に蔵元を構える鈴木酒造店は、もともと福島県浪江町にありました。
創業は江戸時代末期。
太平洋を目の前にのぞむ浪江町の請戸という港町で、日本一海に近い酒蔵を歌い、地元の漁師たちと共に生きてきました。
大漁の日にはそれを祝う酒として酌み交わされ、地元に愛されてきた酒蔵です。
しかし、東日本大震災でその蔵元はすべての建物は津波によって流され、さらに一時警戒区域内であったため創業を再開することができなくなり、新天地での酒作りを再スタートしました。
それが山形の長井市だったのです。
飯豊連峰と朝日連峰の雪解け水は、この地一体に広がる水田地帯を流れる非常にきれいな軟水で、鈴木酒造の酒作りを支える命です。
その鈴木酒造には、震災にあっても酒作りへの情熱を絶やすことなくまさに根性で作っている「土耕ん醸」というお酒があります。
面白い名前の日本酒ですが、この酒作りに携わるすべての人たちの、ものつくりに対する熱い思いがこの名前につながっています。
米の味がしっかりしていて、旨み抜群の「土耕ん醸」。
苦難にあってもそれを乗り越えていく力をもらえる銘柄の一つなのです。

青森県弘前にある三浦酒造は昭和5年創業、三浦家が地元の人と共に守り続けてきた小さな蔵元です。
使われている米は、全国でもこの蔵だけが使用している豊杯米、そして岩木山から流れる美味しい水によって、心が和む酒でありたいという願いを込めて作り続けられてきた日本酒です。
そんな三浦酒造にあるのが「モヒカン娘」という銘柄の純米酒。
いったいどんな酒なのか味わいの想像もつかないほど面白い名前の酒です。
さすが、リンゴの生産に日本一の青森で蔵を構えるだけあり、フルーティでほんのりと青リンゴのさわやかな香りのする女性でも飲みやすい柔らかい味わいの日本酒です。
しかしながら、切れもあり、名前からは想像もできない正真正銘の日本酒です。
インパクトは名前だけでなく、ラベルもアサガオをあしらった可愛い着物を着ている笑顔の女性、この絵の女性がなんとモヒカン頭なのです。
「きれいなバラにはとげがある」という言葉もありますが、その言葉をまさに表現したラベルでしょう。
きれいな女性には要注意？
男子会にはもってこいの日本酒かもしれませんね。