初めての酒席！日本酒マナーの基本を知ろう！

日本酒の飲み方には幾つかマナーがあります。
まず日本酒を盃に注ぐ際の基本的なマナーは、徳利を両手で扱うこと。
右手で徳利を持ちますが、そのまま盃へ注がずに徳利の注ぎ口から近い部分へ左手を添えて下さい。
この時、注ぎ口の絞られている部分は下へ向けず上向きに注ぐのがマナーです。
注ぎ方としては、注ぎはじめと終りは細く、途中は太めにするのが理想と言われます。
また、注ぎ終わる時には徳利を手前へ軽く回すようにして、日本酒が垂れるのを防ぎましょう。
次に注がれる方のマナーとしては、盃を卓上へ置いたままにしてしまわないように気を付けて下さい。
右手に盃を持ち、宙に浮かせた状態で日本酒を注いでもらいましょう。
女性などは盃の裏に左手を添えると美しい印象になります。
盃に注がれた日本酒の飲み方は、はじめはかおりを感じながら少量を口に含み、きちんと味わって下さい。
まずは一口味わってから、後は自分の好きなペースで日本酒を楽しみましょう。
また、お酌を催促していると思われない様に、盃を空にせず少しのお酒を残しておくのがベストです。

大切な酒席であれば日本酒のマナーに初心者は少し緊張してしまう場合もありますが、基本を覚えて置けば大変ではありません。
例えば上司など目上の人へのお酌をする場合、盃へ日本酒を注ぐタイミングに迷ってしまいがちです。
この場合は、相手の盃を見ながら判断しますが、相手が飲み終わるかその直前に再度注ぐのが理想。
ただし、相手へ一声かけてから次のお酌をするのがマナーです。
勝手にお酌してしまうのは避けて下さい。
また、日本酒の飲み方は注がれる盃にも違いがあります。
お猪口で日本酒を飲む際は、一気に飲んでしまわないことと、一口も飲まずに卓上へお猪口を置いてしまうのはマナーとして避けましょう。
また、升に注がれた場合は角ではなく、平らな部分（フチ）へ口を付けるのが基本です。
升にグラスを重ねてなみなみと注がれる「もっきり」と呼ばれるスタイルで注がれた場合は、升とグラスどちらの日本酒から飲んでもマナー違反にはなりません。
グラスの方から飲んで残った升のお酒を自分でグラスに移し替えて飲んでも良いでしょう。
この時グラスの裏についたお酒は、おしぼりで拭いて下さい。