カルチャー  カルチャー 2017年6月5日 更新 お気に入り追加 0

知らなきゃ損⁉意外と知らない日本酒と焼酎の違い

☆SAKEPRO編集部☆ ☆SAKEPRO編集部☆

日本酒と焼酎の違いを正しく言えますか? 日本酒と焼酎が全く違う種類のお酒であることを理解していれば自身に合った飲み方をすることができます。 今回はよく知られている違いから意外と知らない違いまで徹底解説します。

ずばり造り方が違う!

Instagram (3380)

日本酒と焼酎の違いとしてよく知られているのが造り方の違いです。
日本酒は醸造酒、焼酎は蒸留酒であるので全く種類の異なるお酒と言えます。
醸造酒とはお酒の元となる穀物や果実を醸造して造るお酒のことです。
日本酒・ビール・ワインなどが含まれます。
日本酒は米を発酵させ、ビールは麦芽を発酵させ、ワインは葡萄を発酵させてお酒を造っています。
一方蒸留酒とは醸造したものをさらに蒸留して造るお酒のことです。
醸造したお酒に熱を加え沸騰させることで蒸発した気体を冷やして抽出して造ります。蒸留酒は醸造酒と比べて比較的アルコール度数が高くなっています。
焼酎・ウォッカ・ウイスキー・ブランデーなどが含まれます。
米焼酎は日本酒を蒸留し、ウイスキーはビールを蒸留し、ブランデーはワインを蒸留して造られています。
このように日本酒と焼酎は味が似ているものなどがありますが、造り方に大きな違いがあります。
また、蒸留酒である焼酎の方が日本酒よりも比較的アルコール度数は高めになっていることもポイントです。
では造り方を理解した上で今度は意外と間違って知られている違いについて説明します。

納得!造り方の違いから分かるその他の違い

Instagram (3381)

先程アルコール度数が高いのは蒸留酒である焼酎だと述べました。では二日酔い・悪酔いしやすいのはどちらの種類なのでしょうか?
アルコール度数の高い焼酎の方が酔いやすいと考えている人もいますが、それは間違いです。
この場合アルコール度数の高さよりも不純物が混ざっているかが鍵となってきます。
蒸留酒である焼酎は先程も述べましたが不純物を除去するために蒸留が行われているので不純物のないお酒となっています。
一方蒸留を行っていない醸造酒の日本酒には不純物が混ざったままになっています。
二日酔い・悪酔いの原因となっているのはアルコール度数ではなく不純物なのです。ですからアルコール度数は低いにも関わらず日本酒の方が焼酎に比べて酔いやすいのです。
その他にも飲み方に違いがあります。
日本酒はアルコール度数が低いので熱燗・冷酒などそのまま飲むことが多いのに比べて焼酎はロックで飲むこともありますがアルコール度数が高いので水割り・お湯割りなど手を加えた上で飲むこともあります。
造り方を知っていればこの飲み方にも納得できます。
造り方の違いを理解することで酔いやすいさ・飲み方を考えて日本酒と焼酎を楽しむことができるのです。
6 件

この記事のキーワード