カルチャー  カルチャー 2017年5月26日 更新 お気に入り追加 0

日本酒はもはや日本産に限らない!外国産の日本酒が存在する!

☆SAKEPRO編集部☆ ☆SAKEPRO編集部☆

日本酒のジャンルで外国産というのは意外なように思われますが、意外と種類が多いものなのです。 現地の水と米で作るのだから味は現地の味になります。 世界各地で広く作られている外国の日本酒についてご紹介していきます。

日本酒の製造は世界各地に広がっている

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日本酒はもはや日本だけで作られているものではありません。
日本酒ブームとともに外国で日本酒が多数製造されているのです。
アメリカ、カナダ、ヨーロッパ、アジアなどで様々な種類が作られています。
そのほとんどが日本人のために作られている日本酒ではないため、現地の人々が飲んでおいしいと感じる日本酒なのです。
現地の水と米で作られているので、日本のものとは根本的に違います。
以前は在留日本人や日本食レストランのために日本メーカーが製造していましたが、現在は現地の人が製造しているのです。
それぞれが独自に学んだ製法を小さな蔵が中心となって製造しているのが増えています。
日本のクラフトビールのように独自に製造しているので、味や風味はそれぞれの蔵元で大きく異なる要因になっています。
また、日本酒では杜氏の腕が味の決め手になりますが、杜氏の考え方も外国では違います。
外国の杜氏は独自の考え方で日本酒を作っているので味は独自の味になります。
面白いのは日本ではあまり作られない味が外国では好んで製造されているということです。
好みの感覚が違うということが大きく影響しているのです。

外国の日本酒には現地の料理が合う!

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日本酒を飲むときには和食が合うと日本人は考えがちです。
それは日本人が日本人のために作っているお酒だからなのです。
外国産の日本酒を飲むと分かりまが、外国産の日本酒には外国の料理がとても合うのです。
アメリカの日本酒は酸味が強く、タコスやトルティーヤによく合います。
日本の日本酒の感覚でアメリカの日本酒を飲むと決して美味しいとはならないかもしれませんが、アメリカの料理にはぴったりとマッチするのです。
ノルウェー産の日本酒ならチーズやサーモンなどの料理と相性がいいです。現地のために日本酒を作っているので現地の人が美味しいとなる味に仕上がっているのです。
日本酒は世界各地で作られることで味の広がりがどんどん広がっています。
日本国内では風土が決まっているために味はある程度決まってきます。
ですが、世界各地では作り方、材料、条件が違うのです。
それだけ多くのものが違っていれば味の種類は当然増えてきます。
外国には外国で進化した日本酒が存在しています。
それぞれの現地で作られている料理に合う日本酒がこれからも進化を繰り返しながら登場してくるでしょう。
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