カルチャー  カルチャー 2017年1月15日 更新 お気に入り追加 0

日本を代表する酒どころ、兵庫県の銘酒

☆SAKEPRO編集部☆ ☆SAKEPRO編集部☆

日本有数の日本酒生産地である灘を有する兵庫県は日本酒の生産量日本一を誇っており、日本酒の原料となる酒米、山田錦の出荷量も日本一です。また日本三大杜氏のひとつで、その高い技術力から日本中で引っ張りだこだったという丹波杜氏の発祥の地でもあります。今回はそんな兵庫県のおすすめ日本酒をご紹介します。

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剣菱酒造株式会社の「瑞祥黒松剣菱」

兵庫県神戸市東灘区にある剣菱酒造株式会社は500年以上続く歴史ある日本酒造メーカーです。かつては徳川吉宗の御膳酒に指定されたこともあり、忠臣蔵では赤穂浪士が討ち入りの前に出陣酒として飲んだ、というエピソードも有名です。
酒米には契約農家との協力で山田錦と愛山を使用しており、酒母には昔ながらの山廃仕込みを継承しています。濾過し過ぎて色と一緒に旨みまで抜けてしまわないよう調整しているため、無色ではなく黄色味を帯びているのが特徴で、米本来の旨味を味わうことができます。
きりっとした飲み口で、冷やでも燗でも楽しめます。特におすすめは「瑞祥黒松剣菱」で、5年以上かけて長期熟成させた古酒のみを厳選してブレンドしており、毎年年末に一度だけ出荷される数量限定酒です。

株式会社西山酒造場の「小鼓 路上有花 桃花」

兵庫県丹波市にある株式会社西山酒造場は1849年創業の老舗日本酒酒蔵です。清流竹田川の伏流水を使用しており、飲み込むと驚くほど早くすっきりと消える潔い味がその特徴です。お酒が好きな方はもちろんのこと、お酒が飲めないと思っていた方やお酒が苦手な方にもおすすめできる逸品です。
人気コミックの「美味しんぼ」にも登場したことがあり、中でも「小鼓 路上有花 葵」はモンドセレクションで5年連続最高金賞のほか数々の国際的な日本酒コンクールで高い評価を得ています。世界的に著名なワイン評論家ロバート・パーカー氏が「ワインを越えた日本酒」と絶賛したことでも話題となりました。華やかでフルーティーな香りと風味が特徴で、すっきりと後に残らない繊細な味わいです。
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