カルチャー  カルチャー 2017年7月15日 更新 お気に入り追加 1

日本酒の作り手「杜氏」の20代、30代の若手について

☆SAKEPRO編集部☆ ☆SAKEPRO編集部☆

杜氏(とうじ)とは日本酒の醸造工程における職人集団のことを言います。 その歴史は古く、平安時代からいると言われています。 そんな伝統的な杜氏ですが、今、20代・30代の若手と言われる世代が注目を集めています。

日本酒の作り手「杜氏」の20代・30代の若手の台頭

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昔、日本酒は特級酒、一級酒、二級酒というようにランク付けされていましたが、今では、大吟醸酒、純米大吟醸酒、吟醸酒などのように種類によって分けてよばれています。
また、昔はにごり酒と言われ、今のような透き通ったに日本酒ではありませんでした。
それに、昔の日本酒はほとんどみりんのようだったとも言われています。
今の時代の人には到底受け入れられるようなものではありません。
それから、いろんな技術が発達、洗練されることで、より美味しく、現代人に合ったものが作られるようになりました。
このように、昔と今では日本酒の在り方が異なります。
それに伴って、杜氏も世代交代が進み20代・30代の若い世代が独自の日本酒を作るようになりました。
日本酒は米の量や発酵機関や温度によって味が変化する特徴があります。
それを調節しながら、味の淡泊、薫りの高低を変えていき、自分の蔵でしか作れないような独創的な日本酒が今人気を得ています。
今では日本酒を飲む世代もどんどん幅広くなってきています。
若手の杜氏が作り出すさまざまな種類の日本酒が世の中に出回り、自分にあったものを見つけるというのも新しい楽しみ方かもしれません。

20代・30代の若手の杜氏が作りだす独創的な日本酒

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20代・30代の若手の杜氏が作る日本酒は新感覚の日本酒と言われることが多いです。
もともと日本酒には辛口だったり、晩酌だったりというようなイメージがあります。
しかし、今ではフルーティーだったり発泡性があったりする日本酒が多く出回っています。
バニラアイスクリームのような甘さを楽しむというのもあり、向かいと比べるとだいぶ変わってきています。
このようなお酒は20歳になったばかりの新成人やお酒はあまり呑まない初心者の方でも楽しめるように作られています。
そのアイデアや独創性は海外でも多くの注目を集めています。
多くの食通が集まるパリの三ツ星レストランでは、日本酒がワイングラスに注がれて楽しまれています。
また、ニューヨークなどでも販売されていて、ワインと似たその味わいは欧米人にも受け入れられています。
ある日本酒のラベルは迷彩柄だったり、またある日本酒の色は青色だったりと、味や香りだけでなく、見た目に工夫が施されているのも今の日本酒の特徴です。
バラエティ豊かな日本酒は外国の方へのプレゼントとしても大変喜ばれます。
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