ライフスタイル  ライフスタイル 2017年1月2日 更新 お気に入り追加 1

個性と作り手のこだわりが込められた人気の日本酒

☆SAKEPRO編集部☆ ☆SAKEPRO編集部☆

日本が世界に誇れるお酒でもある日本酒は、気軽に購入できる市販品から数量限定の希少品まで数多くの種類があります。それぞれに作り手のこだわりや個性があるのも日本酒の魅力といえるでしょう。今回は、その中でも特に個性的で魅力溢れる商品をいくつかご紹介します。

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日本で唯一のイギリス人杜氏が手掛ける一品

日本全国に存在する数多くの個性的なお酒の中で、特に個性が際立っているのが木下酒蔵で造られている山廃純米酒の玉川でしょう。
こちらの日本酒の特徴は、ワイングラスでも日本酒の香りが楽しめることです。この理由は、日本で唯一イギリス人が杜氏をしていることが理由に挙げられます。杜氏のフィリップさんは語学留学として日本に訪れた時に、日本の伝統のお酒である日本酒に魅了されて杜氏になりました。
玉川のひやおろしは、明治時代から受け継がれている伝統の製法と貯蔵方法を受け継いでいます。玉川は燗や常温で楽しむことで味わいを深く楽しめますが、燗をしたお酒が時間の経過で冷めてしまっても美味しく飲めるの点も玉川の魅力です。フルーティーな香りを楽しむことができることから男性のみならず、女性にも飲みやすい種類のお酒となっています。

こだわりの製造方法によって個性が主張されている玉禄

個性的な日本酒といえば、島根県松山市の王禄酒造で造られている王禄を外すことはできないでしょう。
王禄の特徴は、全てのお酒が無濾過という点です。一般的な日本酒の場合は、製造過程で炭素濾過をしてる物も少なくありません。しかし、玉禄は日本酒本来の味を楽しんでもらいたいという思いから、濾過剤を一切使わずに製造しています。これにより、自然のままの味わいを楽しむことができるのです。
そのほかにも、貯蔵方法を瓶貯蔵にこだわっているのも特徴といえます。濾過剤を一切使っていないことで、日本酒の製造で多く使われているタンクを使用すると味の劣化が懸念されます。そこで、全て瓶貯蔵にして冷蔵保存することで、日本酒本来の美味しさを保つことができるのです。そのため、自宅でも冷蔵庫での保存がおすすめとなっています。
いくつかある玉禄の種類の中でも、特に貴重とされているのが直汲です。こちらは製造できる本数が少ないことで、販売数が限られている幻のお酒といわれています。
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