日本酒のアモーレはイタリアン！

イタリア料理はアンティパストと呼ばれる前菜から始まって、パスタやリゾットなどのプリモピアット、そしてメインとなる肉または魚料理のセコンドピアットと続きます。日本酒は実はそれらのどの一品とペアリングしても違和感がない、それどころか斬新なコラボということで最近は注目を浴びるようになりました。日本酒はワインと違って赤、白というのがないので、食材に合わせて甘口や辛口、あるいはスパークリングというように選び分けてみてはいかがでしょうか。イタリア料理のアンティパストでは魚のカルパッチョなどが人気ですが、これなどは良く冷えたどちらかというと辛口の日本酒とペアリングすれば双方の味が引き立てられ、絶妙の味わいを楽しむことができます。

パスタには日本酒は合わないのでは？と思われるかもしれませんが、そんなことはありません。アサリや魚介類のパスタとペアリングすれば、おいしく日本酒がいただけます。それにパスタ自体を和風テイストにするという方法もありますよね。実はもともとイタリア料理と日本料理は素材がかぶっていることが少なくないのです。その素材を調理する段階で違う方法が採られるため、出来上がりはまったく別のものになりますが、使う素材が一緒ならばアレンジしやすいのは当然のこととも言えるのではないでしょうか。イタリア料理を少しだけ和風にアレンジして日本酒とのペアリング。新しい発想の中で、今までにはなかったような独創的な一品が生まれることが期待されます。