トラベル  トラベル 2017年1月29日 更新 お気に入り追加 0

本格的で魅力たっぷり!海外にある日本酒の酒蔵

☆SAKEPRO編集部☆ ☆SAKEPRO編集部☆

世界に広がる日本食ブームの中で、日本酒も「SAKE」として海外の人々の人気を集めています。ここでは、海外にある地元でも人気の日本の酒蔵の中から、カナダとオーストラリアの酒蔵をご紹介します。

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カナダ産の新鮮かつ高級な地酒をつくる「Artisan SakeMaker」

「Artisan SakeMaker」は、カナダ・バンクーバーのグランビルアイランドという観光名所として知られる小さな半島にあります。カナダ初となる純米にこだわった「Osake」シリーズを製造し、地元だけではなく、国外でも人気を集めています。カナダにあるほかの日本酒の酒蔵の多くは日本や米国からの原料米を使っていますが、この酒蔵は100%地元産の原料から製造しています。果実のような香りや旨味を逃さないように濾過の処理をしないで出荷する生酒です。製造可能な季節の周期に合わせて年に数回、少量ながら手造りで酒造を行っています。フルーテーィで甘い香りと深みのある味わいが特徴で、海外産でありながら日本の純米吟醸酒としても高い質を誇り、幅広い人気を集めています。この「Osake」シリーズは、「純米吟醸原酒」「純米吟醸にごり原酒」「純米スパークリング」など全8種類あります。

オーストラリア生まれの純米酒をつくる「Sun Masamune」

オーストラリアの酒蔵「Sun Masamune」は、「白雪」というお酒で知られる日本の小西酒造が母体となっています。小西酒造の酒造りの伝統的な手法を生かしながら1996年から「豪酒/Go-Shu」というお酒を醸造しています。オーストラリア産の原料だけを使い、現地採用者のみで酒造りを行っています。水は世界遺産で有名なブルーマウンテンの自然豊かな水源のものを使用。日本の水に比べて軟水でphレベルが低く、お酒が柔らかい味に仕上がります。名前の「豪酒」はオーストラリアのお酒という意味と、たくさんお酒を飲むことや、お酒に強い人という意味をかけています。このお酒は辛口の白ワインのような味わいが特徴で、日本食はもちろん、オーストラリアの料理にも合うお酒として人気を博しています。また、この酒蔵では、限定品として梅酒の醸造も行っています。
2つの海外にある日本酒の酒蔵を紹介しましたが、どちらの酒蔵も本格的で、日本のお酒にひけをとらない魅力にあふれています。海外には、ほかにもたくさんの酒蔵がありますので、機会があれば、ぜひ試してみてはいかがでしょうか。
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