カルチャー  カルチャー 2017年6月20日 更新 お気に入り追加 0

知るほどに飲みたくなる!千葉発の日本酒ブランド。

☆SAKEPRO編集部☆ ☆SAKEPRO編集部☆

千葉には利根川水系の豊かな水、そして稲作に相応しい肥沃で温暖な平野部、さらには丘陵地帯から湧き出る地下水など、日本酒造りにピッタリな環境がそろっています。 そのため古来から続く日本酒の蔵元も多く集まり、銘柄の種類も充実しているエリアです。 そんな千葉で造られた、日本酒ブランドを幾つか紹介します。

豊富な清流と美味しいお米。利根川流域は蔵元の宝庫です。

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千葉で昔から日本酒造りの盛んなエリアと言えば、やはり香取市周辺でしょう。
利根川を挟んで茨城県と隣接するこのエリアは、まさに稲作地帯のど真ん中。
そんな日本酒造りに適した環境の中に、創業1825年(文政8年)の「東薫酒造」はあります。
この蔵元では「東薫」ブランドの下で、幅広い多種類の日本酒を提供。
特におすすめなのは、全国新酒鑑評会で金賞を何度も受賞している「大吟醸 叶」です。
この銘柄は吟醸酒特有の、淡麗でまろやかな味わいが特徴的。
口に含めば芳醇な香りが広がります。
どなたにも満足してもらえる逸品と言えるでしょう。
同じく香取エリアにある、蔵元「鍋店」の日本酒もおすすめ。
1689年(元禄2年)に成田山新勝寺門前で酒造りを始めた、由緒あるこの蔵元では「仁勇」「不動」の2つのブランドを主力としています。
特に「仁勇」大吟醸はみずみずしい香りと、深いコクのある辛口を特徴としており、和食のお供にはピッタリの逸品。
また「不動」特別純米酒であれば、飲みごたえのあるその濃厚な旨みを堪能できます。
こちらは肉類やチーズなど、洋食類にも相性の良い日本酒です。

房総半島の丘陵から湧き出る清水を活かした、数々の蔵元。

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千葉には昔から日本酒造りの盛んな代表的スポットが沢山ありますが、山武エリアもそのうちの有つ。
太平洋に面する九十九里浜から内陸部へ進むにつれて、丘陵となるこのエリアは新鮮な地下水の宝庫。
この清らかな湧水を活かした蔵元が、数多く生まれて来ました。
江戸末期に山武の地で創業した蔵元「花の友」もそのうちの有つ。
蔵元の裏手にある丘陵の地層でろ過された清水を活かしながら、伝統の製法でクオリティの高い様々な種類の日本酒を仕上げています。
例えば、特別純米酒「花いちもんめ」はおすすめの逸品。
さっぱりとした酸味のある口当たりが特徴ですが、熱燗にすれば芳醇な味わいにもなる面白さ。
シチュエーションに合わせて、どちらでもお好みのスタイルで楽しめる銘酒です。
もう1つおすすめは、同じ山武エリアで明治16年から操業する蔵元「寒菊銘醸」の日本酒です。
特に、口当たりがマイルドであっさりした味わいの「純米大吟醸 源作 極」は、「インターナショナル ワインチャレンジ2013」において千葉トロフィーを受賞した逸品。
ワンランク上の味を楽しみたい方には、まさにおすすめです。
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