世界で一番有名な銘柄の日本酒は、日本国内外でも人気の有名映画に出てくるあのお酒！

日本国内外で大人気のあのアニメ映画とは？
見たことがなくても名前は聞いたことがある。
はたまた主題歌は歌える。
なんて方もいらっしゃるのではないでしょうか。
エヴァこと新世紀エヴァンゲリオンです。
そんな人気映画に出てくる日本酒の銘柄はこちらも、日本酒はあまり詳しくない、あまり飲まないという方でも、一度はその名を聞いたことがあるのではないでしょうか？
獺祭（だっさい）です。
山口県の酒造メーカー旭酒造株式会社の純米大吟醸酒です。
庵野秀明監督、また主キャラクターデザイン及び漫画「新世紀エヴァンゲリオン」の貞本義行氏も山口県出身なんだそうです。
だから、山口県の地酒でもあり、世界的にも名の知れた日本酒として、獺祭が登場したのかもしれませんね。
劇中では、葛城ミサトさんの愛飲している日本酒として度々登場しています。
また、JR西日本では「500TYPEEVA」というエヴァンゲリオンの世界観をあしらった山陽新幹線が登場し、その中でも獺祭の社内販売が行われているとのことです。
スッキリと飲みやすく、和食、洋食と何にでも合うため、日本酒に慣れていないという方でも、一度飲んでみるとハマってしまうかもしれません。

日本国内外で人気、世間は日本酒ブームのように感じますが、日本酒の消費量は、1975年の167万5千kℓをピークに減り続け、2010年には58万9千kℓと35年間で約1／3になってしまっているのです。
そんな中獺祭は、快進撃を続ける数少ない日本酒銘柄のひとつです。
獺祭の原料の酒米は兵庫県産の山田錦を精米歩合50％以下に磨いて使っています。
洗米は、洗米後の水分を0．3％以下の精度で厳密にコントロールするため人の手で行っています。
機械で洗えば人手は1／3、時間は1／6で済ますことが可能ですが、機会では人の手で洗うのと同じ精度を出すことは難しいのだとか。このような工程が、日本ならではの忍耐力、丁寧さ、細やかさとして味の繊細さにあらわれているのかもしれません。
他にも、一切機械を使用しない人の手による麹造り、せっかくの香りが逃げないよう留意された冷温瓶詰方式など、様々なこだわりを持って造られ、酔うためのお酒ではなく味わうお酒を目指しているそうです。
国内外問わず人気の秘密は、海外でも人気の映画に出てくることだけではなく、日本ならではの人の手による丁寧な仕込みで造られる繊細な味わいだったのですね。