カルチャー  カルチャー 2017年5月11日 更新 お気に入り追加 0

分からないときは、唎酒師に頼ってみよう

☆SAKEPRO編集部☆ ☆SAKEPRO編集部☆

初心者にはなかなかハードルが高いのが日本酒の世界。 ラベルの読み方すら分からず、結局適当に注文してしまう、ということも少なくありません。 実は日本酒には唎酒師という資格があります。 「日本酒のソムリエ」とも呼ばれている唎酒師、どんな人なのか見てみましょう。

 (3240)

唎酒師ってどんな人?

日本酒のソムリエである唎酒師。
主に飲食店や小売店で活躍しており、お客さんの要望や好みに合わせてどんな日本酒がいいかアドバイスしてもらえます。
正に日本酒のプロフェッショナルと言っても過言ではないでしょう。
そもそも唎酒師とは、日本酒サービス研究会・酒匠研究連合会(SSI)が認定している民間資格です。
資格を得るためには講習会に参加したあと試験に合格しなければなりません。
また単に日本酒に詳しければいい、というだけではなく、「おもてなし」の心得や食品や飲料に関する基礎知識、日本の食文化や歴史などについての知識も必要。
それだけに唎酒師に頼れば、的確なアドバイスを受けることができるのです。
ビギナーはついついPOPが目立っているものや、自分の出身地原産の日本酒を選びがち。
自分で飲むだけならそれでもいいですが、やはり美味しいものを選びたいところです。
唎酒師にお願いすれば、プロの目線からおすすめの飲み方や一緒に食べると美味しい料理についても教えてもらえるので、日本酒ビギナーにとっては非常に頼りになる存在なのです。

こんな風にお願いしてみよう。

では、具体的にどんな風に聞いてみるのがいいでしょうか。
飲食店で簡単にアドバイスが欲しいときは、単におすすめは何か聞いてみるのがいいでしょう。
あとは唎酒師の質問に答えていけば大丈夫、思ったことは遠慮せずに全部伝えてしまいましょう。
そうした方が好みの日本酒と出会えるはずですし、唎酒師もおすすめを選びやすくなります。
料理が先に決まっているなら、それに合う酒をお願いするのが一番です。
小売店でアドバイスを受ける時も、何を食べるか決まっているときはメニューを伝えるのが一番の近道。
どの日本酒がいいかはもちろん、おすすめの飲み方まで教えてもらえます。
パーティや花見に持っていくときは、集まりの内容や来る人について伝えてみてください。
場に合ったお酒を選ぶのも、唎酒師の腕の見せ所です。
プレゼントとして選びたいときは、渡す相手の年齢や性別、好みを分かる範囲で教えるのがおすすめ。
蓄積されたノウハウから最適のものを選んでくれます。
日本酒のソムリエというだけあって、単に酒の知識に留まらない唎酒師という資格。
お気に入りを見つけるためにも、ビギナーはどんどん頼ってしまいましょう。
5 件

この記事のキーワード