カルチャー  カルチャー 2017年1月2日 更新 お気に入り追加 0

熟成日本酒にはどんな種類がある?

☆SAKEPRO編集部☆ ☆SAKEPRO編集部☆

日本酒にはいろいろな種類がありますが、その中の一つが熟成古酒です。これは「満3年以上蔵元で熟成させた、糖類添加酒を除く清酒」と定義されている、長期保存された日本酒のことです。その中でもいろいろな種類があるので、自分の好みを探すことができます。

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個性の強い濃熟タイプ

日本酒は、作られてから大体1年ほどが美味しく飲める期間だと言われています。ただし飲めなくなるという訳ではなく、中には長期保存させることで洗練さが増す種類もあります。それが古酒です。実は純米酒や本醸造酒のように厳密に決まりがあるわけではなく、メーカーが独自に定義して販売しているということがほとんどです。
古酒には醸造の仕方、貯蔵(熟成)の仕方、年数によっていろいろな種類があり、大まかに分けると3つの種類に分類することができます。
一つ目が濃熟タイプです。本醸造酒や純米酒を、常温熟成させたお酒で、年数が経つにつれて色や香り、味が劇的に変化します。個性が強いのも特徴で、主に中華料理などの脂分の多い料理に合うと言われています。

中間タイプと淡熟タイプ

2つ目が淡熟タイプです。低温で熟成させることでできるお酒で、吟醸酒と大吟醸酒など、米を白く磨いた吟醸系の酒を使います。こちらは濃熟タイプとは反対に、甘味や脂肪が少ない料理に合うと言われています。香りは吟醸酒の良さを残しつつ、落ち着いた柔らかい香りになります。味も新酒の荒さが取れ、柔らかい口当たりに仕上がります。
3つ目は中間タイプです。本醸造酒や純米酒、吟醸酒、大吟醸酒、いろいろな醸造方法の日本酒を使い、熟成温度は低温と常温が併用されています。温度を途中で変えることで、濃熟タイプと淡熟タイプの中間の味わいを作っています。どんな料理にも合い、特に程よい酸味、甘味、苦みの食べ物と相性のいい種類となっています。
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