カルチャー  カルチャー 2017年3月22日 更新 お気に入り追加 0

日本酒と焼酎は一体どこが違うの!?

☆SAKEPRO編集部☆ ☆SAKEPRO編集部☆

日本独自のお酒と言えば日本酒と焼酎ですが、その違いを上手く説明できない人も少なくありません。 ここでは日本酒と焼酎が具体的にどう違うのか解説します。 違いが分かれば、今後更にお酒を飲むことが楽しくなるでしょう。

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そもそもお酒の種類が違う

日本酒と焼酎の違いを端的に言うとお酒の種類が違います。
大きく分けて日本酒は醸造酒、焼酎は蒸留酒に分類されています。

醸造酒とは穀物や果物を発酵させてつくるお酒のことで、日本酒であればお米を発酵させてつくります。
このほか麦芽を発酵させたビールやブドウを発酵させたワインなども醸造酒の仲間です。
甘みがあり、アルコール度数が比較的低いという特徴があります。

次に、蒸留酒とはその名のとおり蒸留した酒のことです。
醸造酒に熱を加えて蒸留することで不純物が取り除かれ、よりアルコール度数の高いお酒になります。
焼酎のほか、ウイスキーやブランデー、ウォッカなども蒸留酒です。

日本酒より焼酎のほうがアルコール度数が高い理由は製造工程の違いによって生まれたものなのです。

日本酒と焼酎の原料と味の違い

日本酒と焼酎は原材料が違います。
日本酒は酒税法で原材料にお米を使うことが定義されており、お米以外の原料で作ったお酒は日本酒を名乗ることができません。

これとは逆に焼酎には原料に関する規定は「発芽した穀類を使用していない」だけしかないため、色々な材料で作ることができます。
代表的な原料としては芋、麦が知れていますが、このほかゴマ、ソバ、シソなどからも作られており、更にはお米から作られた焼酎もあります。

このように焼酎の方が日本酒より原材料のバラエティーが豊かであり、原料毎に違った風味が楽しめます。
逆に日本酒は原材料がお米という縛りがあるなかで、お米の種類や研磨具合、水の違いなどによって酒造それぞれに味が異なり、より繊細な違いを楽しむことができます。
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