ライフスタイル  ライフスタイル 2016年10月5日 更新 お気に入り追加 0

プロが教える、日本酒の適温の飲み方とは?

さんふらわー さんふらわー

日本酒は温めても冷やしても美味しいお酒です。「熱燗」や「冷や」などは良く聞く飲み方だと思いますが、実は温度によって10段階もの呼び名があります。今回は温度別の呼び名とお酒の種類別の温度について簡単にご説明します。

冷酒の3つの呼び方と「冷や」との違い

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まずは、冷酒です。一口に冷酒と言っても3段階に分けられます。キンキンに冷やした5°C前後のものは「雪冷え」、冷蔵庫に入れておいたくらいの10°C前後の温度は「花冷え」もう少し上がって15°C前後は「涼冷え」という名前がそれぞれついています。

好みの問題ですが、冷やしすぎると香りが立たなくなるので、注意が必要です。

ちなみに「冷や」は冷酒ではなく、常温(20°C前後)で飲むことを差します。

燗酒には温度によって6つの呼び名がある

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お酒を温めて飲む飲み方です。いわゆる熱燗は50°C前後、40°C前後はぬる燗と言います。さらに45°C前後にも上燗という名前、35°C前後にも人肌燗、そして30°C前後には日向燗という名前がついています。
熱燗よりもっと熱い55°C前後のものは飛切燗と呼ばれます。温度が上がるほど酸味を感じづらく、甘みや旨みが引き立ちます。しかしあまり熱くなりすぎると、香りもアルコールもきつくなってきますので、注意が必要です。

お酒の適温って?種類ごとに解説

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冷やした方が良いお酒と温めた方が良いお酒というのは、一般的には以下のように言われています。

●吟醸酒・大吟醸酒・生酒・原酒→冷やして飲む(冷酒~冷や 5°C~20°C前後)
●本醸造酒・純米酒→温めて飲む(冷や~燗酒 20°C前後~55°C前後)

もちろんそれぞれの銘柄によっても適温は異なってきますが、大きくこの傾向があることを踏まえて、自分にとっての適温を探してみましょう。

温度は徐々に上げる方法で温めてください。
お酒は一度温めたものを冷やして飲む(「燗冷まし」といいます)と成分が変質してしまい、
美味しくなくなってしまいますので注意してくださいね。

それでは楽しい日本酒ライフを!
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