佐賀県が誇るオススメの日本酒はコレ！

佐賀県の日本酒、おすすめ銘柄の一つ目は何と言っても「鍋島」です。

製造元である富久千代酒造は、大正時代末期に創業、90年以上の歴史を持つ酒造で、多良岳山から流れてくる良質な水と、佐賀平野の肥沃な土壌がある、佐賀県鹿島市浜町に酒蔵を構えています。

メロンのようなフルーティーな香りが魅力の代表作、「鍋島大吟醸」は全国新酒鑑評会や、インターナショナル・ワイン・チャレンジ 吟醸酒 大吟醸酒の部で、いくつもの賞を獲得しています。

富久千代酒造の「鍋島」が世の中にデビューしたのは1998年。
地元小売店の若手後継者らと協議を重ね、地元に密着した新しい「地の酒」を作り上げるという構想を立ててから3年もの月日をかけて作り上げられました。

「鍋島」という銘柄は一般公募によって決められています。
地元、佐賀県のために作った日本酒、その銘柄を佐賀に住む県民みんなで決めてもらうことで「地の酒」に育てていきたいと考えたのです。
ちなみに、「鍋島」というのは江戸時代に佐賀藩を治めていた鍋島家にちなんでつけられた由緒正しい名称で、鍋島家の末裔にあたる方から正式に許諾を得て使用されています。

佐賀県の日本酒、おすすめ銘柄二つ目は「東一」です。

製造元である五町田酒造は大正11年創業、お茶と温泉で有名な佐賀県嬉野市に酒蔵を構え、清流塩田川の伏流水を仕込み水に使用しています。

「人、米、造りが一体となって良酒を醸す」という理想、信念を掲げた五町田酒造は、昭和63年に、高品質な酒造適合米の酒蔵での栽培に着手しました。
育苗法の工夫や、水や肥料の管理に試行錯誤を繰り返し、吟醸酒造りに十分な収穫量と品質の安定をなし得たことで、米から育てる酒造りを実現しました。

米も、水も、作り手も、全てが地元佐賀県産というこだわり、伝統の酒造方法を守り、研鑽を積み重ねていく姿勢に熱心なファンが大勢います。

2017年2月には、元サッカー日本代表選手で国内外へ向けて日本酒イベントのプロデュースも行っている、中田英寿さんも酒造を訪問されました。

自他ともに認める地酒マニアの漫画家・須賀原洋行先生の名著「実在ゲキウマ地酒日記」でも紹介された「東一純米大吟醸うすにごり生酒」は爽やかな果実のような香りと微発泡の刺激、芳醇なお米の旨みが特徴で大人気の銘柄となっています。