日本酒を題材にしたドキュメンタリー映画ご存知ですか？？？

「カンパイ！世界が恋する日本酒」の小西監督は、楽しく映画を観た後は日本酒を飲みたくなるようにと願って製作したと語っています。
日本酒については本醸造と純米大吟醸の違いもわからないほどの素人という小西監督は、外国に日本酒を売り込む熱血漢、岩手県の老舗酒蔵「南部美人」の五代目である久慈浩介さんを知って、日本酒に関わる人々のドキュメンタリーを撮ろうと決意します。
そして日本から海外へ、に対して海外から日本に来て杜氏となったフィリップ・ハーパーさんと、日本酒の魅力を海外に広める日本酒ジャーナリストのジョン・ゴントナーさんの3人に焦点を当て取材を進めていきました。
ハーパーさんは1988年に英語教師として来日、日本酒に魅了されて杜氏の道を選びました。
映画には4人目として東日本大震災の津波で流された蔵を避難先で再出発させた鈴木大介さんも登場しています。
4人の日本酒の酒造りとの関わりから彼らが目指す日本酒がどんなものであるかをうかがい知ることができます。
このドキュメンタリー映画を観た後は、必ず日本酒を味わってみたくなること請け合いです。

「カンパイ！世界が恋する日本酒」は2016年7月に封切られ、全国30館で上映されました。またハーパーさんの未公開インタビューを収録したDVDも発売されています。
そして「カンパイ！世界が恋する日本酒」の続編として「カンパイ2（仮題）」の企画が発表されています。
第1作もクラウドファンディングを利用して製作されましたが、続編もクラウドファンディングを募りました。
プロフェッショナルたちの物語を通じて、日本酒の魅力を描くという内容で、2017年の秋には完成予定です。第1作目は3人の男たちの物語でしたが、今回は3人の女性たちが主演です。
出演が決まったレベッカ・ウィルソンライさんはニュージーランド出身の日本酒コンサルタントで、インターナショナル・ワイン・チャレンジのSAKE部門の審査員でもあります。
今田美穂さんは今田酒造本店の杜氏で、伝統技術と独自のアイデアを融合させた酒造りを目指しています。
千葉麻理絵さんは恵比寿の日本酒バーの店長。
料理に日本酒を科学的にアプローチさせるプロです。
秋の完成が楽しみですね。
そして新しい日本酒を飲みたくなる映画を観たあとは、とっておきの日本酒でカンパイ！です。