カルチャー  カルチャー 2017年2月19日 更新 お気に入り追加 1

日本酒と焼酎の違いとは?

☆SAKEPRO編集部☆ ☆SAKEPRO編集部☆

日本酒も焼酎も日本を代表するお酒ですが、両者にどのような違いがあるのかは知らない人が意外と多いです。 知らないままでも問題ありませんが、知っておくともっとお酒を楽しむことができるかもしれません。 そこで、日本酒と焼酎の違いについて解説していきます。

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醸造酒か蒸留酒かの違い

日本酒と焼酎の最も大きな違いは、「醸造酒」なのか「蒸留酒」なのかという点です。
日本酒が醸造酒で、焼酎が蒸留酒に分類されます。
醸造酒とは、穀物や果実を醸造して造られるお酒のことです。
醸造というのは、酵母で原料をアルコール発酵させることです。
日本酒以外では、ビールやワインが醸造酒に当たります。
蒸留酒とは、醸造したお酒を蒸留したお酒のことを言います。
蒸留というのは、混合物を一旦蒸発させたあと、
再び凝縮させることで沸点の違う成分を分離または濃縮させることを指します。
焼酎以外ではウイスキー、ウォッカ、ブランデーが蒸留酒に当たります。

アルコール度数や酔いやすさが違う

日本酒はおちょこで少しずつ飲むことから、焼酎よりも日本酒のほうが、
アルコール度数が高いイメージがあるかもしれません。
しかし、日本酒よりも焼酎のほうが、アルコール度数が高いです。
これは、焼酎は蒸留という過程を経ることで余分な水分が飛ばされていくからです。
それでは、日本酒よりも焼酎のほうが悪酔い・二日酔いしやすいのでしょうか。
実は、焼酎よりも日本酒のほうが悪酔いや二日酔いをしやすいと言われています。
なぜなら、日本酒には蒸留の過程がないことによって、
不純物が混ざってしまうからです。
それに対して、焼酎は蒸留の過程で不純物が取り除かれ、
純粋なアルコールが濃縮されるため、悪酔いや二日酔いはしにくいと言われています。
どちらにせよ、飲みすぎは良くありません。
お酒を飲むときは、節度を持って楽しみましょう。
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