カルチャー  カルチャー 2017年6月5日 更新 お気に入り追加 0

奥が深い熟成日本酒の世界

☆SAKEPRO編集部☆ ☆SAKEPRO編集部☆

熟成された日本酒には多くの種類があり、その味わいから多くの人から支持されています。 香りが高く、味が深いので嗜好品として人気が高いです。 熟成された日本酒はビンテージとしての人気もあります。 そんな世界をご紹介していきます。

熟成された日本酒とは

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熟成された日本酒とは「満三年以上蔵元で熟成させた、糖類添加酒を除く清酒」のことです。
このようなお酒は熟成古酒と呼ばれていますが、純米酒や吟醸酒のような特定名称酒ではないためラベル表示規定がありません。
そのため1~2年程度蔵元で寝かされて、味の調和の進んだ「ひやおろし」や「あきあがり」などの成熟酒と勘違いされがちです。
そうならないために長期熟成酒研究会では消費者向けに熟成古酒シールを貼ることで消費者が間違わない表示を心がけています。
さて、熟成古酒は純米酒よりも香りが高く、大吟醸よりも味が濃いお酒です。
その魅力の一つが味わいです。甘味、酸味、旨味、辛味、苦みのバランスが非常に良く、深い味わいを感じることができます。
日本酒のキレはそのままに残っていて、香りはアーモンドやバニラといった甘い香りを醸し出しているのです。
口の中に香りが残るので、飲んだ後も余韻を楽しめます。
香りを楽しみ、味を楽しみ、余韻を楽しめるのは熟成古酒の特徴と言えます。
熟成古酒の色は種類によっては黄金色になっているので見た目でも楽しむことができます。

熟成古酒の楽しみ方をご紹介

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熟成された日本酒は味がはっきりと個性的であるために種類によらず、熟成古酒だけでも楽しめます。
ですが、より楽しむために知識があると役に立ちます。
熟成古酒に合う酒器としては重厚感のある美しい酒器がお勧めです。
漆塗りなどであれば落ち着いた柄のものだと雰囲気が出て楽しめます。
味わいや香りを重視するなら形状にこだわる必要があります。
香りを包み込むような口のすぼまった形状のものだと口で香りを余さず楽しむことがでるのです。
熟成古酒に合う料理としては熟成された料理が非常に合います。
甘みが濃かったり、くせがあるものなどでも熟成古酒なら合わせることができるのです。
ウナギのかば焼き、カレー、ハードチーズ、フォアグラ、北京ダックなどのように和洋中を問わず合わすことができます。
さて、お酒との付き合いで体への影響は重要な要素となります。
この点、熟成古酒は身体に優しいお酒として知られています。
熟成古酒はアルコールと水の分子の融合がしているのが特徴になります。
これは体に入ったアルコールが分解される過程と同じなのです。
分解が進んでいる分、早く体から抜けます。
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