カルチャー  カルチャー 2017年7月21日 更新 お気に入り追加 0

武将が愛した日本酒銘柄を紹介していきます!

☆SAKEPRO編集部☆ ☆SAKEPRO編集部☆

歴女という言葉が流行したように、歴史に関心のある人が近年非常に増加しています。 日本酒が好きな人にも歴史が好きな人もいるでしょう。 そのような人のために、今回は戦国時代の武将が愛した日本酒の銘柄を紹介していきたいと思います。

多くの武将が愛した日本酒銘柄は「天野酒」!

創醸享保三年 西條合資会社 | 天野酒オンライン (4037)

戦国時代の武将はお酒好きが非常に多いです。
お酒に関わる多くのエピソードを残している上杉謙信はその典型的な武将です。そうした武将が愛した日本酒の1つとして僧坊酒があります。
これは平安時代から江戸時代までの間に寺院で醸造された日本酒の総称のことです。当然ながら多くの戦国武将が飲んでいました。
もともと酒造りは朝廷が独占していましたが、その技法がどんどん民間にも広まっていき、それを寺院が引き受けた形で広く流通していきました。
この僧坊酒は日本だけでなく、海外からの遣隋使や遣唐使からもたらされた知識も合わせて造られたので最先端の醸造技術が用いられていました。
日本各地でオリジナルな技法も加えられていき、戦国武将が活躍する戦国時代の1つ前の室町時代には隆盛を極めました。
この僧坊酒は現代でも飲むことができます。
それは大阪の「天野酒」という銘柄です。室町時代から戦国時代の醸造技術を再現しているので、当時の武将が愛した日本酒を実際に飲むことができます。
豊臣秀吉も飲んだという記録がありますので、日本酒と歴史好きの人は是非試してみましょう。

武将が愛した日本酒の銘柄として三諸杉もあります!

三諸杉本舗 奈良県桜井市三輪の銘酒 今西酒造「三諸杉」直売店 (4038)

戦国武将が愛した日本酒は僧坊酒だけではありません。
それ以外には「三諸杉」というものがあります。
これは日本酒が初めて作られた奈良の日本酒銘柄であり、室町時代まら伝わる醸造技術が用いられています。
戦国武将が実際に味わっていた日本酒の味を飲んでみたい人にも強くおすすめできる日本酒です。
その味の特徴としては酸味がとても強く、その中にはほんのりとした甘さが感じられます。
銘柄はいくつか種類があります。
代表的なものを紹介しますと「三諸杉辛口純米切辛」です。
これは酸味が強いですが口に含むと純米ならではの旨みが広がっていきます。
後味もすがすがしくてお酒好きにはたまらない逸品です。
非常に人気の高い銘柄です。
分類としては辛口純米酒になります。
また、「三諸杉菩提酛純米:という復元酒もあります。
これは「菩提酛造り」とよばれる室町時代に確立された酒造法が用いられていて、 舌に絡んでくる甘みとその後にやってくる酸味のバランスがとても良いです。
他にも、「三諸杉本醸造超辛口」といった辛口に特化したものもあります。
興味がある人は是非飲んでみましょう。
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