カルチャー  カルチャー 2017年4月19日 更新 お気に入り追加 0

酒蔵での仕事はどのような感じか

☆SAKEPRO編集部☆ ☆SAKEPRO編集部☆

日本酒は、当然のことながら酒蔵で働く人々によって醸されます。 特殊な仕事であることに変わりないので、仕事内容を知るのは容易ではありません。 この記事では日本酒が好きで酒蔵で働くことを目標としている方に、労働について紹介していきます。

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基本的には超肉体労働

日本酒好きであれば、実際に酒蔵で働くことを願う場合もありますが、仕事内容をしっかりと把握してから応募しないといけません。
好きという気持ちだけで働くことは決して間違っていませんが、酒蔵での労働は超肉体労働という認識が大切です。

仕事内容は酒蔵の規模によって様々なですが、日本酒の基本である米を担いで運んだり暑い部屋で米の塊を解いたりなどの作業があります。
その後も肉体労働は続き、ドロドロした液体を混ぜたり、酒粕を一つ一つ剥がすなどします。
米を運ぶところから製造過程までほとんど体力を要するので、体力に自信のない方は非常に難しいです。
ただ、昔は男性だけの仕事場でしたが近年は女性も増えてきているので役割分担がしっかりしている酒蔵では働きやすいと言えます。

ただ単に肉体労働するだけでなく、自慢の日本酒を醸す為には常に細心の注意を払わないといけません。
疲労によって集中力が切れそうになっても、しっかり状態を見ておかないと台無しになってしまいます。
日本酒は基本的に寒い時期に醸しますが、この時は深夜作業も発生して負担が大きくなります。

応募から働くまでの間

酒蔵で働く為にはまず応募しなければいけませんが、他の企業と同様に募集をかけています。
地元新聞の広告で求人を募集している場合もありますし、ハローワークや新卒で募集していることもあります。
もし意中の酒蔵がなくてとにかく日本酒を醸せればよいと考えている場合は、求人募集を見て応募することになります。
近くの酒蔵が都合良く求人を募集しているか分からないので、場合によっては地元を離れて働くことになります。
もし意中の酒蔵があれば、雇ってくださいと申し出ることで働けるかもしれません。
もちろん、各酒蔵で事情は異なるので必ず働けるという訳ではありません。

無事に働くことになったら、日本酒に関する知識を身に付けないといけません。
働く中で色々な知識が身に付くのは事実ですが、最初から何も分からないのとある程度分かっている状態では大きく違います。
ある程度知識があれば、自分を助けることにもなりますしやる気がある人材だと判断されて信頼される可能性が高くなります。
一つのミスが、その年の日本酒を駄目にしてしまうというシビアな感覚で働くことが大切です。
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