カルチャー  カルチャー 2017年6月12日 更新 お気に入り追加 0

外国ハワイで日本酒が堪能できるぞ!

☆SAKEPRO編集部☆ ☆SAKEPRO編集部☆

日本酒は日本だけのもの。日本以外にあるわけない、なんて思っていませんか。 日本酒の種類はとてつもなく多いのです。 中にはハワイ産なんていうのも?海外での日本酒人気をご紹介します。 海外でもじっくり日本酒が味わえます。

ハワイに続々集結する日本酒たち!

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「ジョイ・オブ・サケ」というイベントはご存じでしょうか?
国際酒会が毎年開催している「日本酒の良さをわかってもらうには、日本酒を実際に味わってもらうのが一番」というコンセプトの、きき酒イベントです。
ここには様々な種類の日本酒が登場し、入場の際には入口でおちょこをもらい、各酒造のブースに行って日本酒を味わいます。
このイベントの発祥地が実はハワイなのです。
ハワイ産のお酒はコナ・ビールでは?と思われる方もいらっしゃるでしょう。
ところが実は、ハワイは日本酒とかなり親しいつながりがあります。
「ジョイ・オブ・サケ」の主催である国際酒会は、もともとハワイで酒造りをしていたホノルル酒造さんの設立団体なのです。
日本酒をもっと多くの人に親しんでもらいたい。
そんな思いから十数年前に発足されました。
今では日本酒の一大イベントとして、ホノルルだけではなく、東京、ニューヨーク、サンフランシスコでも開催しているくらいにまで成長しています。
ハワイの酒造さんが、日本酒を世界に広めるために一役買ったわけです。
今では200種類以上の日本酒が会場に並ぶそうですから、まさに一大イベントといえるでしょう。

日本酒の魅力は世界を繋ぐ?

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日本人の移民と同時に日本酒はハワイに持ち込まれました。
しかし南国ハワイで日本酒を作るのは困難を極めます。
酵母が腐敗してしまい、売り物にならないからです。
そこでホノルル酒造さんは「冷蔵庫の中で酒造りをする」という方法を作り出しました。
これがやがて日本へ逆輸入され、通年の酒造りを可能にしたのですから、ハワイ産の手法といっても過言ではありません。
そこで作られたハワイ産の日本酒が「タカラマサムネ」と「タカラムスメ」です。
こちらは残念ながら1986年にアメリカの大手酒造メーカーに買収され、その6年後には販売が停止となってしまいました。
ですが、ホノルルは今でも日本酒を出すレストランの1人あたりの数では全米でナンバー有です。
ハワイで日本酒をオーダーすれば「久保田」「獺祭」「八海山」などの日本酒が出てきます。
さらにThe Sake Shopという日本酒の専門店まであるのです。
日本酒メーカーによる海外限定日本酒、「天領古酒」や「ひだほまれ天領」も楽しめます。
日本では味わうことのできない種類の日本酒まで取り揃えているなんて、驚きですね。
美しいハワイのビーチとともに日本酒を味わってみる、なんていうのも粋ですね。
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