カルチャー  カルチャー 2017年2月21日 更新 お気に入り追加 1

自宅での日本酒の簡単保存法ごぞんじですか?

☆SAKEPRO編集部☆ ☆SAKEPRO編集部☆

たまにしか飲むことがない、とっておきの日本酒を久しぶりに取り出してみたら、 なんだか色が濃くなって酸っぱくなっていたなんてことはありませんか。 日本酒は搾った瞬間からどんどん酸化してきます。 家庭でおいしさを保つ簡単保存法をお伝えします。

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賞味期限のない日本酒

日本酒には製造年月は記載されていますが、賞味期限や消費期限が明記されていません。
古くなっても身体に害となることはありません。
しかし、味そのものは劣化することもあります。
どんなお酒でも新酒の時には新鮮ではあるけれど、
ピリピリと尖った味わいがあります。
時間の経過でまろやかな味わいへと進化していきます。
つまり、熟成させるべき銘柄なのか、新酒の若々しい味わいを楽しむ銘柄なのか、
それぞれのお酒に合わせた時期に飲むことが大切です。
冷蔵庫で保存すれば色も香りも変化は遅くなりますが、
1カ月以内で飲み切る方が良いでしょう。
変化していく時々の味を楽しむのも通ですが、
蔵元も酒店もベストだと思うときに販売しているので早く飲み切る方が無難です。

自宅での簡単保存の基本

日本酒の保存で気を付けることは温度・光・空気です。
高温の状態に置いておくと劣化してしまうので15℃以下で保存しましょう。
家庭の冷蔵庫で保管しておけば問題ありません。
光が当たっても化学反応で着色してしまいます。
日光だけでなく蛍光灯などの紫外線も避けましょう。
冷蔵庫に入れない場合は直射日光の当たらない地下室や食糧庫といった冷暗所に保管します。
空気は酸化反応を引き起こします。
便の中身が少なくなれば少なくなるほど、空気とふれる面積が増え酸化が進みます。
封を開けた時点で酸化が始まってしまいます。
開栓後は早めに飲み切るか、小さな小瓶に小分けで保存するという手もあります。
もし、自宅での簡単保存法をしくじって劣化した日本酒があれば料理で使ってしまいましょう。
料理の味をグレードアップしてくれます。
入浴剤としてお風呂に入れても温まります。
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