カルチャー  カルチャー 2017年7月3日 更新 お気に入り追加 0

海外で人気のある日本酒の意外な銘柄はこれだ!

☆SAKEPRO編集部☆ ☆SAKEPRO編集部☆

海外では、寿司を始めとする日本食ブームがあり、さらに居酒屋が流行る傾向もあって、日本酒の人気もうなぎ上りです。 では、どんな銘柄が好まれているかと言えば、当然と思われる銘柄の他に、意外な銘柄も人気があったりします。

海外で人気のある日本酒銘柄で意外なものとは?

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日本では主流とは言えないスパークリング日本酒が、海外では意外に人気があります。
パーティーの多い欧米では、シャンパンでの乾杯が付き物ですが、スパーク日本酒で乾杯するケースも増えていると思われます。
銘柄で言えば、一ノ蔵の「発泡清酒すず音」が、アルコール分が低く、やや甘酸っぱい味わいがあり、女性にも好まれています。
また、日本酒の区分には入りませんが、梅酒にも人気があり、これも女性好みのものです。
吟醸酒の系統では、旭酒造の「獺祭」の人気が高いです。
「獺祭」なら、日本でも人気がありますので、意外感はそれほどありません。
モンド・セレクションで最高金賞を獲得したことが、世界に名声を広げることに寄与したと思われます。
海外では、日本の地酒も意外と知られています。
新潟の八海醸造の「八海山」や同じく新潟の朝日酒造の「久保田」などは、海外でも人気の地酒です。
愛知の萬乗醸造が造る「九平次」は、パリの三ツ星レストランのメニューに載っていることで知られ、酸味をあえて残した独自性の高い味わいで、ワインの酸味に通じるところがあり、フランスで高い評価を得ることになりました。

まだまだある!海外で人気の意外な日本酒銘柄

日本酒の蔵元は日本全国に多数散らばっているためと、日本政府が日本酒の輸出に力を入れているため、海外で人気を博する日本酒の銘柄は、次第に増えつつあります。
その中には、日本での人気が海外に飛び火したものと、日本国内ではそれほど知られていないのに海外では人気になっている意外なものとがあります。
水のようにさらりとした味わいの「上善如水」は、日本で人気銘柄ですが、海外でもやはり人気があります。
撫子の花から採取された酵母を使用して醸造した「大吟醸天寿」も人気銘柄で、その華やかな香りを愛でて好まれているとしたら、日本酒に関する相当な訳知りです。
「純米酒月の桂」も人気の銘柄で、これは、荒漉ししただけの濁り酒で、酸味と甘みの絶妙ハーモニーに加え、パチパチと弾ける炭酸ガスの刺激は、普通の日本酒と全く違うもので、意外な人気銘柄と言えるでしょう。
東京に近い奥多摩で造られる「澤乃井純米大辛口」は、大辛口を看板にした日本酒で、特徴を強く打ち出したこのような銘柄が人気を博していて、意外なほどに海外の日本酒ブームに深みが出てきたように思われます。
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