そもそも日本酒ってどんなお酒
日本酒は基本的に、米と麹と水で造られ、種類ではワインやビールと同じ醸造酒に分類されます。主原料である米は中心にいくほど甘み旨みを蓄えているため、その中心を残す様に外側を削ることを精米と呼び、この精米歩合を上げた(どれだけ外側を削るか)米を使う程、味わい豊かとなり、同時に必要な米の量が増えるため高価格な日本酒となります。どの基準の精米歩合の米を原料としているかにより、さらに日本酒は種類が分かれます。大きく分けるなら、精米歩合が60%以下は純米酒、50〜60%なら吟醸酒、そして50%以上なら大吟醸酒となります。その他にもアルコール添加量による醸造酒など分類は多岐に渡りますが、本当に日本酒が好きな方が喜ぶのはこれら3区分となりますので、先ずはその味をしっかりと覚えるのが良いでしょう。
覚えるお酒と知るべきお酒とは?
百人いればお酒の好みも千差万別ですので、決して一口に「これが一番美味しい日本酒です!」など、軽々に言うことはできません。大吟醸酒のまろやかな甘みを好む人もいれば、純米酒の雑味と旨みの複雑さを楽しむ人もいますので、普段から日本酒を嗜む方とご一緒される時は、特に発言に注意が必要です。それでも自身のお酒経験の蓄積のためにも、またその様な方とご一緒する時のためにも、やはりある程度高価格なお酒を口にされることをお勧めいたします。ワインと異なり、長期間熟成させることで希少価値が上がるものではありませんので、美味しい高価格帯の日本酒は種類を飲んでも、おそらく懐にはそれほど響かないはず?です。初めは何を選べば良いのか分からないかと思いますが、先ずは価格と精米歩合による種類を参考にして下さい。いくつか飲み比べていくうちに、不思議と自分の好みが定まってきます。米を原料にした日本酒が和食に合わないはずはありません。自分好みの一品を見つけ、毎日の食事を特別な一席として下さい。
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