カルチャー  カルチャー 2017年11月16日 更新 お気に入り追加 0

日本酒と焼酎の違いとは?

☆SAKEPRO編集部☆ ☆SAKEPRO編集部☆

居酒屋の定番として欠かせない日本酒と焼酎。 どちらも大人気のお酒ではありますが、意外とはっきりとした違いって判らない人もいるのではないでしょうか。 見た目では分からないこの二つの違いを紐解いてみましょう。

日本酒と焼酎の一番の違いはこれ!

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そもそもお酒は大きく分けて二つの製造過程があります。
一つは、米や麦などの穀類、ブドウやりんごなどの果実を酵母や麹菌などの菌類を利用してアルコール発酵させたものをそのまま飲むものを醸造酒といいますが、日本酒はこれにあたります。
日本酒はコメを発酵させたものです。
原料に糖分が含まれているものは、そのまま発酵できますが、日本酒のように米を原料としているものは発酵させる前にその成分であるでんぷんを糖に変えて発酵します。
ビールやワインがこの醸造酒に分類されます。
一方で、焼酎の方は蒸留酒という分類になります。
蒸留酒は、醸造酒にもう一段階手間をかけて、蒸留して作られたお酒です。
熱でアルコールを気化し、それを再度冷やすことによって生成されるもので、基本的にはアルコール度数が醸造酒よりも高いです。
簡単に言ってしまうと、日本酒を蒸留したものが焼酎になります。
日本酒は酵母の活動できるアルコール度数が最大でも20%ほど、焼酎は蒸留を繰り返せば最大で95%近くまで上げることができます。
このように、日本酒と焼酎には製造過程に大きな違いがあるのです。

日本酒と焼酎の飲み方の違いとは?

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製造方法の違うこの二つのお酒には、飲み方にも大きな違いがあります。
日本酒は、かなり幅広い温度差で飲まれます。
ひんやりと冷たくして冷酒で飲む場合もあれば、お酒自体を温めて燗酒として飲むこともできます。
40度前後のぬる燗や、常温でもおいしいです。
日本酒は、お酒そのものに何かを加えて飲むという飲み方はしないのが普通です。
日本酒のように、お酒そのものを冷やしても熱くしてもおいしく楽しむことのできるお酒はそうありません。変わった楽しみ方として、日本酒をシャーベット状になるまで冷やしたみぞれ酒があります。
一方で、焼酎はアルコール度数が高いので、お湯割り、水割りはもちろん、ソーダ割り、ウーロン割り、またジュースなどいろいろな別の液体で割って飲むことが多いです。
ジュースで割るとカクテルのような味わいにもなり、女性にも飲みやすいです。
もちろん、氷に注ぐだけのロックでも飲むことができます。
自分好みに味を変えたり、アルコール度数を調節したりすることができるのが焼酎の特徴の一つです。
このように、日本酒と焼酎にはその飲み方にも大きな違いがあるのです。
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