フード  フード 2018年6月7日 更新 お気に入り追加 0

日本酒に合う人気おつまみ【東北編】

◆SAKEPRO編集部◆ ◆SAKEPRO編集部◆

美味しい日本酒は良質な水と米から作られます。そのため米どころとして有名な東北は、有名な日本酒の蔵元も多くあります。さらに日本酒を飲む上で、欠かせないものがおつまみ。そこで今回は東北地方で人気のつまみについてまとめました。

福島が生んだ郷土料理、紅葉漬け

地域伝承の発酵食・阿武隈の紅葉漬 | FOODBRAND (5554)

福島県は会津、中通り、浜通りの3つの地域に分かれ、各地域で気候や風土が異なるため、日本酒の味わいも変わります。全国でも有名な米の産地でもあり、広い県の各地に酒蔵があり、どこに行ってもそれぞれ美味しい日本酒を堪能することが出来ます。
そこで日本酒に合うおつまみ【東北編】としてまず最初に紹介したいのは、福島県伊達市の郷土料理「紅葉漬け」です。鮭の切り身に塩と米麹を混ぜ、さらに甘みとまろやかさを加えるためにイクラをあえて漬け込み、発酵させた贅沢な一品。紅葉の時期に遡上する鮭から作ること、漬けあがった鮭と麹の色合いが鮮やかで紅葉に似ていることが、名前の由来になっています。江戸時代から福島県に伝わる伝統食で、現在も伊達市周辺の企業を中心に作られていますが、現代に合わせて塩分を控えめにするなどの工夫も加えられています。塩辛のような旨みは、まさに日本酒のアテにぴったりです。また魚の保存食でありながら、生鮭の食感を楽しめる珍しい料理です。麹の芳醇な香りと共に美味しい福島県の日本酒を味わいたいおつまみです。

秋田の珍味、とんぶりの魅力

畑のキャビア!? とんぶりの栄養と効能について (5555)

続いての日本酒に合うつまみ【東北編】は「とんぶり」です。東北地方では昔から良く食べられていましたが、中でも秋田県の特産品です。ふんだんな雪解け水は淡麗な日本酒を生み出す良質な水となり、肥沃な大地は「山田錦」を代表とする酒米の産地でもあります。実は秋田県の酒造りはの歴史は古く、ほとんどの酒蔵が創業100年を越えます。さらに国内で2番目に古いとされる酒蔵があるのも秋田県です。そんな秋田県の日本酒と一緒に楽しみたいとんぶりは、アカザ科ホウキギ属の一年草のホウキギの熟した実を加熱加工したものです。直径1~2mmの小さな緑色の実は見た目も魚の卵のようで、食感もプリプリとしていることから「畑のキャビア」とも呼ばれています。ほとんど味が無いため色々な調味料との相性も良く、主に料理のトッピングとして使用されます。秋田のおいしい日本酒と一緒に食べるなら、とんぶりの和え物など和風のおつまみがおすすめです。
以上が日本酒に合うつまみ【東北編】でしたが、まだまだ東北にはたくさんの美味しいつまみがあります。ぜひ、東北の美味しいつまみと共に日本酒も楽しんでください。
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