カルチャー  カルチャー 2017年12月5日 更新 お気に入り追加 0

複数の杜氏が大活躍!世界に誇る日本酒「南部美人」!

☆SAKEPRO編集部☆ ☆SAKEPRO編集部☆

世界的に有名な「南部美人」は、複数の杜氏がいるなど他には類をみない独自の製造方法で成長してきた酒造メーカーです。 そんな「南部美人」は岩手県の代表的な日本酒として、日本だけに留まらず世界中で愛され続けています。 今回の記事では、「南部美人」を徹底的に解剖していきます。

日本酒「南部美人」には、なんと杜氏が複数もいらっしゃるんです!

純米大吟醸 | 株式会社南部美人 | 岩手の日本酒 南部美人(NanbuBijin) (5225)

南部美人は、岩手県ニ戸市にある酒造りに強いこだわりを持った酒造会社です。
日本3大杜氏の筆頭にあげられる南部杜氏が、代々受け継いできた伝統と磨き上げられた技術を元に丹精を込めて酒造りを行っています。
また酒造会社としての組織作りにも力を注いでいるため、究極の酒造りを目指す蔵人と伝統の味を世間に広めるスタッフの連携がしっかりと取れている会社です。
特に酒作りに関しては、他の酒造会社には例を見ない独自の工夫を多く取り入れています。
その中でも何よりも珍しいのは、杜氏が数人いることです。
本来であれば杜氏とは製造最高責任者であり、1つの酒造に対して杜氏は1人だけしかいません。
しかし南部美人では、多い時では杜氏が3人もいます。
また蔵人の平均年齢が40歳と非常に若いのも、南部美人ならではの特徴です。
将来受け継いで行くであろう若者達へ、伝統の技術を若いうちからしっかりと継承させる作業が着々と進められています。
それ故に南部美人とは昔ながらの技術と若い力の可能性が融合して作り上げられた、時代の最先端を行く日本酒と言っても過言ではないでしょう。

何故日本酒「南部美人」には杜氏が数人もいるんでしょうか?

糖類無添加「梅酒」 | 株式会社南部美人 | 岩手の日本酒 南部美人(NanbuBijin) (5226)

では何故、南部美人には杜氏が数人もいるのでしょうか?
これには、はっきりとした理由があります。
その理由とは、外国人や日本酒が苦手な人などにも日本酒を楽しんでもらいたいという強い思いです。
そのため南部美人では、様々なテイストの酒造りに挑戦しています。
そして酒の種類によって酒造方法が大幅に変わってしまうため、最高責任者が数人必要になってきます。
南部美人がここ数年特に力を入れている製品が、海外に向けて酒造された「サザンビューティー」という日本酒です。
日本酒を海外へ発信することによって、世界中の人達に日本の伝統や良いところを知ってもらうことができます。
その努力の甲斐もあって、近年では日本酒が世界中で大ブームとなっています。
また近年流行している健康ブームに則って、糖類甘味料を一切使用していない糖類無添加リキュールの開発にも成功しました。
この製品は特許も取得した上で「糖類無添加梅酒」として商品化され、日本酒が苦手な人でも楽しめるお酒として多くの人達から注目されています。
このように様々な努力と工夫を重ねてきたことによって、南部美人は世界に愛される日本酒にまで成長を遂げました。
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