カルチャー  カルチャー 2018年2月19日 更新 お気に入り追加 1

上司から一目置かれる日本酒の飲み方・礼儀作法。

☆SAKEPRO編集部☆ ☆SAKEPRO編集部☆

海外で獺祭が注目されたことで、日本でもその価値が再認識されてきている日本酒。 中高年世代にも人気が高いため、社会人になると日本酒好きの上司に一度や二度はお酌をする機会もあるでしょう。 そんな時にあせらず、スマートな対応ができるよう礼儀作法を身につけておきましょう。

【上手にお酌をしよう】つぐ編。

 (5643)

お酌でつぐときのポイントはふたつ。
徳利の持ち方と、分量です。
持つときには徳利の注ぎ口付近を持たないように気を付けて、もう一方の手を添えるようにして注ぎましょう。
タイミングとしては、器のお酒がなくなったときかその少し前。
あまりたくさん残っているうちについでしまうと、温度や味が変わってきてしまうので注意が必要です。
日本酒に限ったことではありませんが、お酒は目下の人から目上の人につぐのが礼儀なので、まずは自分から上司にお酌をしましょう。
分量はビールと違い八分目まで。居酒屋などで見られる「もっきり」というスタイルは、升にグラスが入った状態で日本酒がなみなみつがれていますが、基本はこぼさない程度の量がベスト。
特に相手が上司の場合は、飲みやすい量にすることで、気遣いも感じられ印象も良くなります。
まれに「手酌で良い」という上司もいますが、入れてもらうことが嫌なわけではなく、逆に気を使ってしまうという場合や、自分のペースで飲みたいという方がほとんどです。
上司の希望に沿って、気持ちよくお酒を飲んでもらいましょう。

【上手にお酌をしよう】うける編。

 (5644)

上司からお酌をうける場合、一番気を付けておきたいポイントは必ず手に器を持つ、ということです。
器をテーブルにおいた状態で日本酒を注ぐのは「置き注ぎ」と言って、日本酒の礼儀作法の中で最もやってはいけないことと言われています。
上司が知らない場合もあるので、恥をかかせてしまうことのないように注意しましょう。
また、良い印象をもってもらうためには、上手な断り方こそ身に着けておきたい礼儀作法のひとつです。
杯を伏せるという方法が一番わかりやすいのですが、お酒をついだ相手から返杯を断ることは失礼と考える方もいます。
あまり飲む気がなくてもまずはついでもらい、必ず軽く口をつけてからテーブルに置きましょう。
器が満たされていることで、それ以上につがれる心配もありません。
器はなるべく両手で持つか、片手を添えると見た目もスマートです。
こういったマナーを実践できるようになると、飲み会の席でも落ち着いて行動できるようになりますし、そうすることで上司との会話も自然と弾んでくるはずです。
日本酒は美味しいだけでなく、コミュニケーションを取る、という飲み会本来の目的にもぴったりのお酒なのです。
6 件

この記事のキーワード