カルチャー  カルチャー 2017年2月8日 更新 お気に入り追加 0

超高級の日本酒にはどんな種類があるか

☆SAKEPRO編集部☆ ☆SAKEPRO編集部☆

お酒好きとして生まれてしまったからには、生きているうちに超高級レベルの日本酒を口にしたいところです。 一体、超高級のお酒はどんなところが優れているのでしょうか。 ここでは代表的な超高級酒について解説します。

 (2021)

存在自体がレアな「十四代 純米大吟醸 大極上諸白 龍泉」

価格が20万円以上にもなることで有名な種類が、山形産「十四代 純米大吟醸 大極上諸白 龍泉」です。
このお酒の特長はお酒でありながら、全くしつこくないその後味にあると言われています。
口の中に甘味が広がったかと思うと、次の瞬間にははかなく消えていく、その上品な口当たりが超高級の名をほしいままにしている所以なのでしょう。
作り方は「竜の落とし子」を高精米し、低温発酵させてから雫取りの斗瓶囲いして、さらに氷温熟成するというこだわりようです。
「十四代 純米大吟醸 大極上諸白 龍泉」はまた、その希少価値でも有名です。
超高級ゆえに大量生産することは難しく、限定数しか市場に出回っていません。
そのため、お酒好きたちが「十四代 純米大吟醸 大極上諸白 龍泉」を求めてさまよい、さらに価値が上がっていくのです。

特約店に30本限定の日本酒「出羽桜 大吟醸 三十年氷点下熟成酒」

「出羽桜 大吟醸 三十年氷点下熟成酒」もまた、希少価値では負けていないお酒です。
何しろその出荷数は特約店に入荷される30本のみで、1本10万円以上もする最高品質の種類ながら、毎年あっという間に買い手がついてしまいます。
その本数の少なさは製造法に由来します。
このお酒を造るには出羽にある特別な冷蔵庫で30年間も熟成させる必要があります。
蔵元が代々受け継いできた伝統の味は驚くほどにまろやかです。
日本酒の超高級レベルで驚異の価格がつくのは単に美味しいだけではなく、そこに関わった人々の熱い思いが込められているからなのです。
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