カルチャー  カルチャー 2017年8月28日 更新 お気に入り追加 0

日本酒を冷や酒や冷酒で飲みたいなら選び方を知っておこう

☆SAKEPRO編集部☆ ☆SAKEPRO編集部☆

日本酒にはいろいろな飲み方がありますが、飲みやすいのは冷や酒や冷酒でしょう。 冷たく口当たりも良いため、多くの人に好まれる飲み方です。 冷や酒とは基本的に常温のものをさし、冷酒はそれよりも冷たく冷やした日本酒のことをさします。 このような飲み方に向いている日本酒とはどんな種類でしょうか。

冷酒や冷や酒で美味しい日本酒はどんなタイプ?

 (4494)

日本酒には、白米や米麹、そして水で作った純米酒と、その純米酒に醸造用アルコールをプラスした本醸造酒がありますが、その中でさらに3種類に分かれています。
それが、普通酒、吟醸酒、大吟醸酒です。
3種類の製造過程での違いは精米歩合で、中でも最もフルーティーな味わいなのが大吟醸酒です。
この大吟醸酒、または吟醸酒と呼ばれるものが冷や酒や冷酒に向いていると言えるでしょう。
また、加熱処理の仕方によっても違いがあり、貯蔵の前後に2回の加熱を行った日本酒を普通酒、貯蔵の前に1回の加熱がされているものを生詰、貯蔵の後1回加熱処理をしたものを生貯蔵酒、全く加熱処理がされていないものを生酒と言います。
加熱処理が行われていない日本酒は長期保存が難しいのはデメリットですが、新鮮な味わいを楽しめるため冷酒向きと言われています。
冷や酒や冷酒で飲むのなら吟醸酒か大吟醸酒ならフルーティーで香りが良く飲みやすいためおすすめです。
さらに加熱処理の少ないものならより美味しく飲めるでしょう。
ただし、生酒の場合には冷蔵保存が必要なこともあるため注意が必要です。

日本酒を冷や酒や冷酒で飲むならどこを見て選ぶ?

 (4495)

冷や酒や冷酒で日本酒を飲むなら、香り高い吟醸酒や大吟醸、さらに生貯蔵酒や生酒がおすすめですが、実際に選ぶ時にはラベルをしっかりと確認してみましょう。
ラベルには、原材料名や精米歩合などが細かく表示することが義務となっているため、基本的には確認できないものはありません。
精米歩合が50%以下なら大吟醸、60%以下なら吟醸酒とされています。
また、細かな味わいについての表示がされている場合もあります。
甘口や辛口、飲み方などが記載されている日本酒もあるため、好みの味がある場合には瓶の裏側などに記載されていないかなどもチェックして選ぶと良いでしょう。
日本酒に詳しい店舗での購入なら、直接店員さんに聞いてみるのも良い方法です。
日本酒は保存の仕方によっても味が変わると言われています。
そのため購入する時には、ラベルだけでなく冷蔵庫や冷暗所で保存されている商品かどうかも確認して選ぶと美味しい状態で冷酒や冷や酒を楽しめます。
冷酒は温度によっても飲みやすさや喉ごしが変わってくるものです。
好みの温度を保つ事ができる酒器があると、より良いでしょう。
6 件

この記事のキーワード