カルチャー  カルチャー 2016年12月26日 更新 お気に入り追加 0

秀吉も愛した加賀の銘酒

SAKEPRO編集部 SAKEPRO編集部

日本三名山の一つである霊峰白山の水から作られる石川県の日本酒は、古くから「加賀の銘酒」と呼ばれてきました。かの豊臣秀吉も醍醐での花見の際、「加賀の菊酒」を絶賛したと言われています。そこで今回は、そんな石川県の日本酒のおすすめ銘柄をご紹介します。

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吉田酒造の「手取川 山廃純米酒」

金沢市の隣、白山市にある吉田酒造の銘柄「手取川 山廃純米酒」は2009年にロンドンで開催されたIWC(インターナショナル・ワイン・チャレンジ)純米酒部門でゴールドメダルを獲得するなど、国際的にも評価の高いおすすめの日本酒です。原料米に石川県産「五百万石」を使い、石川県の霊山である白山の伏流水を用いるなど、石川県の素材にこだわって造られています。味わい深い辛口の中に穏やかな甘みと酸がハーモニーを奏で、喉を通る際には華やかな香りが通り抜けるのが魅力です。すき焼きやハンバーグステーキ、酢豚などコクのある料理とよく合うのが特徴です。40から45度のぬる燗でお召し上がり頂くと、芳醇な香りをさらに楽しむことができるでしょう。

鹿野酒造の「常きげん 純米吟醸」

NHKの人気番組「プロフェッショナル仕事の流儀」にも出演したことのある有名な杜氏の農口尚彦杜氏が手掛けている日本酒が「常きげん 純米吟醸」です。農口杜氏が手がけた酒はこれ以外にも多々あり、彼の名を冠した「農口」も有名ですが、彼が鹿野酒造在籍時代に手掛けていたのが「常きげん 純米吟醸」です。石川県には彼以外にも能登四天王と呼ばれる有名な杜氏を多く輩出している日本酒王国です。
「常きげん 純米吟醸」は濃醇な味わいとキレの良さがその持ち味です。お冷ではもちろん、ぬる燗や燗冷ましでも美味しくお召し上がり頂けます。そのため和食だけでなく、洋食や中華料理などの比較的こってりした味付けの料理にもよく合うおすすめの日本酒です。
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