ライフスタイル  ライフスタイル 2017年5月31日 更新 お気に入り追加 0

日本酒の薫りが早い春を告げる近江の地酒電車

☆SAKEPRO編集部☆ ☆SAKEPRO編集部☆

2月から3月にかけては新酒が作られる季節。 この時期には滋賀県の私鉄、近江鉄道で近江の地酒電車と銘打ったイベントが開催されています。 全国の蔵元では多くのイベントが行われますが、どれも日本酒好きにはたまらないひと時を過ごせるものです。

週末には電車に揺られてちょっと一杯

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近江の地酒電車は彦根駅や近江八幡駅から2時間弱の間、電車の旅を楽しみながら日本酒を頂くイベントです。
発車時間については夕方と夜があり、できれば夜からお酒を飲みたい、という方も気軽に参加できます。
木、金、土曜と開催されており、会社帰りの方や日本酒ファンで賑わいを見せます。
日本酒の産地というと新潟県や兵庫県の灘を思い浮かべる方が多いですが、滋賀県にも約50軒の蔵元があり、全国有数の酒どころと言えます。
岡村本家、愛知酒造、藤居本家、多賀株式会社、近江酒造の5社が主導する取り組みで、電車内では温かいおでんと5社の地酒を飲み比べることができます。
開催期間のうち週に1回のペースで蔵元の日が設けられ、この日には特定の蔵元の提供となり、お酒についての説明があります。
このお酒はなぜ美味いのか?なんて考えていても、最終的には美味しければ良いやとつい思ってしまうものです。
日本酒に造形の深い方の集まりというわけではなく、とにかくお酒が好き!という方や、イベント好きな方、鉄道ファン、とにかく飲む理由が欲しい方など様々な人と語らいながら日本酒を飲みます。これを機に日本酒に触れてみるのもオススメですよ!

滋賀を旅する目的の一つにも

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近江の地酒電車は乗車料金の中に10種類の地酒とソフトドリンクの飲み放題、おでん、近江の小料理、利用日の近江鉄道1日フリー乗車券、近江鉄道場バスや湖国バスの乗車券が含まれています。
コストパフォーマンスは非常に高く、メインとなる地酒電車は夕方から夜にかけての発車になりますので、お昼には近江八幡や彦根を観光することもできます。
国宝・彦根城や近江八幡の水郷、多賀大社など多くの観光スポットがあり、のどかな風景や琵琶湖に気持ちが癒されるでしょう。癒された後には、飲み放題の地酒電車で思い切り酒盛りをしましょう。
普段の生活の中でも日本酒を飲む機会は頻繁にあるものですが、特定の地酒に触れることはなかなか無いものです。
滋賀県の蔵元は他県のように大規模な酒蔵が存在せず、地方の味を決める存在がありませんでした。
そのため同じ地方の中でも味わいはかなり異なります。
日本酒初心者の方は、好きな日本酒のタイプを探しに行くのも良いですね。
毎年開催されていますので、滋賀県内の観光も兼ねて、近江の地酒電車を楽しんではいかがでしょうか?
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