カルチャー  カルチャー 2017年10月27日 更新 お気に入り追加 0

一度は飲んでみたい!日本酒における幻の銘酒をご紹介

☆SAKEPRO編集部☆ ☆SAKEPRO編集部☆

日本を代表される日本酒の中には「幻の銘酒」というものがあり、希少価値や価格、入手困難などの点から幻と言われています。 これまで日本酒にあまり興味がなかった、なんとなく敷居が高そうなイメージがある、そんな方のために少しでも日本酒に興味が湧くきっかけになればと思い、幻と言われる銘酒を紹介させて頂きます。

吟醸?純米?銘柄にも記載されている用語の意味

静岡吟醸「臥龍梅」 (5180)

数ある日本酒の中でもなぜ一部の日本酒が「幻の銘酒」と言われるようになったのでしょう?
銘酒と言われる日本酒の銘柄やパッケージにはほとんど、「吟醸」や「純米」などの用語が入っています。
これらは日本酒の製造方法や原料を表した用語で、日本酒の価値やランクを位置づけるものではありませんが、味を決定づける要因の一つになります。
まず、「吟醸」とは「吟醸作り」という、日本酒の原料であるお米の精米歩合と、低温でゆっくり発酵させた製法で作られた日本酒に与えられる称号です。
お米は中心部分にでんぷん質が集中し、この部分が「旨み」その周りは「雑味」となります。
つまり「吟醸作り」された日本酒とは、お米を精米することで雑味を消し、旨みをより引き立たせているということです。
そして、「純米」とは醸造アルコールが含まれず、お米と米麹のみで作られたお酒です。
醸造アルコールを加えることで辛みとスッキリとした味わいになりますが、「純米酒」は日本酒本来のコクや濃厚な香りが引き立ちます。
必ずしもこれらの製法で作られた日本酒が「幻」と言われる訳ではありませんが、その所以の一つとして挙げることができます。

入手困難!これが幻の銘酒

Amazon.co.jp: 秋鹿 純米吟醸無ろ過生原酒平成28年度醸造新酒 1800ml: 食品・飲料・お酒 (5181)

「幻の銘酒」と言われる日本酒の中には、価格が高すぎて手が出せないものや、品切れでなかなか買えないものまで様々です。
広く知られているところでは、その価格と入手困難なことから幻の銘酒と言われている「十四代」。山形県で製造されている有名な地酒で、その味は繊細で独特な優しい甘さが特徴的ですが、後口には清々しい酸味も残り味の引きの良さも人気の日本酒です。
他にも、日本酒の愛飲家に人気のある「臥龍梅」は静岡県で作られる日本酒で、芳醇な香りと力強い味わいがあります。
特に「純米吟醸生原酒袋吊り雫酒」は日本酒独特の米の旨みや辛み、苦味がほどよく口の中に広がり、最後に感じる後味はキレが良く飲みやすい日本酒です。
最後は、食事と一緒に楽しめることを目指した日本酒「秋鹿」。
全て純米酒でできている秋鹿は日本酒らしからぬ切れ味を持ち、飲んだあとのベタベタした感じを残さない日本酒です。
また、冷・室温・ぬる燗などの温度帯でも変わらない味わいを楽しむことができます。
ここで紹介した以外にも「幻の銘酒」はいくつもあり、日本中の愛飲家を唸らせています。
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