アイス？それともお酒？大人気の日本酒「獺祭」を使ったアイスがあった！

「獺祭」は日本酒としての評価だけでなく、日本の総理大臣がロシアの大統領へ贈ったと言う報道があったり、またアニメ好きの間で「新世紀エヴァンゲリヲン」の主要キャラである「葛城ミサト」の大好物として話題になったりと、一度は飲んでみたいと思う人を次々に生み出している罪作りな日本酒です。
しかしそれ故に、なかなか購入するチャンスさえ巡ってこないとも珍しくありません。
だとすれば、果たしてそれを使った「獺祭アイス」も極めて入手困難な“幻のアイス”なのでしょうか。
いえ、実はそんなこともありません。
「獺祭アイス」、正式名称「獺祭 酒粕あいす」は、意外なことにコンビニでも売られているのです。
とは言え、残念ながら肝心の「獺祭アイスを売っているコンビニ」は一部地域に限定されており、全国で暮らす人達が気軽に行けるものではありません。
しかしながら、その代わりに「獺祭アイス」を製造している北海道函館のアイスクリーム専門店「富士冷菓」のサイトから申し込めば、誰でも1個から購入することが出来ます。
また、同サイト上では期間限定でよりさっぱりとした「獺祭ソルベ」が販売されていることもあり、一度、覗いてみても良いかも知れません。

さて、それでは「獺祭アイス」はどのような味がするのでしょうか。
実物の「獺祭 酒粕あいす」は、手の平にすっぽりと収まるほどの真っ白な容器の中央に、見事な達筆で「獺祭」と書かれた専用カップに入れられています。
また、成分を見てみるとそこには牛乳や砂糖に混じって確かに「純米大吟醸酒粕」の文字が記載されています。
そして、いよいよ蓋を開けて中を覗けば、カップの縁までぎっしりと、いえ、ふんわりと北国の雪を思わせる白いアイスが満たされており、それと同時に「麹の香り」が一気に立ち上ります。それはまさしく超人気日本酒「獺祭」の名に相応しい香りで、お酒が好きな人にとってはそれだけで既に堪らないと感じられるほどでしょう。
ところが、いざとろりとしたアイスを掬って口に含むと、驚くほどに強かった酒粕の香りは何とも爽やかな余韻を残して鼻腔から抜けていき、舌の上にまろやかな甘みが広がります。
それは日本酒が苦手な人やお酒を飲めない人にとっても好まれそうな優しい味わいで、男性や女性、或いは子供にとっても変わることなく、幻の日本酒の酒粕を使った「獺祭アイス」はちょっと贅沢な一時を楽しめる素敵な逸品と言えるでしょう。