四国に行ったら必ず飲みたい、おすすめの日本酒2選

四国地方に行ったなら、一番に飲んでおきたい日本酒はやはり徳島原産の日本酒でしょう。

しかし、徳島の日本酒というのは、四国にある他県よりも圧倒的に種類が多く、徳島原産のものと決めてもまだまだ選ぶのが大変です。

そんな沢山の種類がある中から特におすすめするのが、純米吟醸酒阿波天水という、徳島で一番人気のある日本酒です。

この日本酒は、徳島で生産されている日本酒の中でも特に雑味が少なく、日本酒らしいフルーティーな味わいが楽しめることから、地元を始めとする多くに方から人気を集めています。

では、どうして雑味が少ないのかというと、それは阿波天水に使われる特別な酒米が秘密です。

阿波天水に使われている酒米、阿波山田錦は栽培に非常に多くの日光を要する稲で、その特徴はたんぱく質の含有量が少ない事にあります。

たんぱく質は日本酒を醸造する上で雑味となるため、少ないに限るものです。

そのたんぱく質含有量が少ない阿波山田錦は、非常に日本酒づくりに適した品種の稲なのです。

阿波天水はこのような酒米の秘密があることから、誰が飲んでも美味しいと感じる日本酒だと言われています。

初めて日本酒を飲むという方にも非常におすすめの銘柄です。

今までの流れからすると、四国で日本酒を嗜むなら徳島県が一番というように見えるかもしれませんが、日本酒なら愛媛県も負けていません。

徳島県同様、愛媛県にも数え切れないぐらいの種類があって、どれが一番良いのか、すぐには決められないでしょう。

そんな迷ってしまった時に思い出して欲しい愛媛のおすすめの日本酒は、しずく媛という銘柄の日本酒です。

このしずく媛の特徴は、ふっくらとして柔らかな味わいがあることと言われています。

舌触りが滑らか、かつピリッと来ない暖かな味わいで、日本酒特有のフルーティー感を少し抑えた、比較的新しい味わいの日本酒です。

日本酒的な感じを抑えられていながら、確かに日本酒だと感じられる不思議な味わいを持つことから、今までのお酒に飽きてきた方にも改めて楽しめます。

では、なぜこのように不思議な味わいを生み出せたのかというと、こちらもまた酒米が関係しています。

愛媛は温暖な気候を持つことから、非常に米作りに適した土地ですが、同時に山からの風が非常に寒冷で、米を育てるには不十分です。

しかし、この気候は酒米には非常に適していて、適度な寒冷風が日本酒にふっくらとした柔らかさを生み出しています。