カルチャー  カルチャー 2018年2月12日 更新 お気に入り追加 1

基礎知識を身につけて、日本酒を楽しもう!

☆SAKEPRO編集部☆ ☆SAKEPRO編集部☆

「日本酒とは?」と聞かれると、何だか難しいお酒というイメージはありませんか? 難しいお話しは横に置いて、ビールは麦、ワインは葡萄、そして日本酒はお米からできていると言われれば、少しは身近に感じるのではないでしょうか。 今はいろんな種類の日本酒が出ていますので、楽しく知って美味しく呑んでみませんか。

「うま味」があるんです

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日本酒は、お米、米こうじ、水を原料として造られています。
発酵させるのでアルコールや糖類、そしてうま味調味料などが含まれています。
この「うま味」が日本酒の大きな特徴の一つと言えます。さまざまな種類がある日本酒ですが、基礎知識として知っておくべきことは「どんなお酒に興味があるか」「そのお酒は日本酒ではどんな種類か」です。
難しい話しは自分や相手が日本酒を堪能した後に色々知っても遅くはありません。
とにかく原材料も限りなくシンプルに!という方には「純米酒」。
白米と米こうじ、水だけで造られています。
この中でも濃厚な味わいがあるものが「特別純米酒」。
中には低アルコールのものもあるので、きついお酒が苦手な人は低アルコールの日本酒を試してみてください。
フルーティーなお酒が大好き!という方には「吟醸酒」。
低温でじっくりと発酵して造られているのでフルーツの香りがふんわりとします。
甘みがあるので辛口が苦手な人におすすめの日本酒です。
この吟醸酒のうち、醸造アルコールを加えずに造られているのが「純米吟醸」で穏やかな香りが特徴です。
とにかく「高級志向」「てっぺんのものを呑んでみたい」という人におすすめなのは「純米大吟醸酒」。
華やかな香りとサラリとした味わいのものが多い日本酒の最高峰、それが純米大吟醸酒です。

料理との相性があります!選んで呑むと100倍美味しい!

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日本酒に合う料理として思い浮かぶのが「お鍋」「おせち」です。
確かに相性は抜群だと思いますが、先程紹介しただけでも日本酒はさまざまな特徴を持っていました。
甘い味付けの料理に合うもの、塩みが強い料理に合うものとその相性もそれぞれ異なります。
基礎知識として知っておくべき料理と日本酒の組み合わせを紹介します。
甘口の日本酒は、甘いものと相性が抜群です。
パスタなどのイタリアンにもおすすめなので、ワイングラスでいただくのもオシャレです。
中にはバニラアイスにかけて楽しむ日本酒もあります。辛口の日本酒もプリンと一緒に楽しめますが、さっぱりとした辛口の日本酒ならお刺身と一緒にどうぞ。
揚げ物やチーズ料理などはスッキリとした後味の日本酒と楽しめます。
お肉好きな人の基礎知識として知ってほしいのは、牛肉には純米酒、豚肉には熟成させた熟成古酒(一年以上貯蔵、熟成させたお酒)、鶏肉には生酒(造られてから加熱処理など、熱を加えない日本酒)がおすすめの組み合わせです。
また、赤身やヒレなどは特別純米酒、脂身の多い豚肉には淡麗(口当たりがさっぱりとしているもの)の日本酒が相性が良いとされています。

お冷?それとも熱燗?呑み比べてみてください!

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日本酒は冷酒から熱燗まで、さまざまな温度で楽しむことのできるお酒です。
もちろん、常温でも美味しくいただくことができます。
そんな「日本酒と温度」の基礎知識を身につけて、さらに美味しい日本酒の飲み方を試してみませんか。
グラスに氷をいれて「ロック」で呑むのが好きな人には、純米酒や生酒でお楽しみください。
冷やして飲むことが好きな人には吟醸酒はいかがでしょうか。
常温大好き、という人には純米吟醸や甘めの日本酒がおすすめです。
フルーティーな日本酒は常温が一番美味しくいただける温度となっています。
熱燗が呑んでみたい!という人には、純米酒。
温度が上がるほどに香りと辛みが増しますので、初心者には温めの燗から始めてみてはいかがでしょうか。
ちょっと慣れてきたら、上燗を楽しんでみましょう。
熱めのお風呂くらいの温度にして、香りと辛みを堪能するのもオツです。
さらに上に「飛び切り燗」というものがあります。
器に注ぐときに湯気がみえるくらい熱くなった日本酒はの香りは刺激があり、とても強い辛みを感じます。
特別純米で試してみてください。
肉料理やグラタンなどボリュームのある料理に合います。

迷ったら、興味のあるものから試してみよう!

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日本酒の基礎知識に触れてみると、さまざまな種類があることが分かります。
どれがどれだか分からなくなったときは「あ、これ呑んでみたいな」と思うものから口をつけていくのもいいでしょう。
パッケージで惹かれるのもよし。
料理との相性で選ぶのもよし。
日本酒はあなたの最高のパートナーとなることでしょう。
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