女性でも飲みやすい！甘めの日本酒

日本酒には大きく分けて、キリッとした飲み口の辛口と、まろやかで甘い口当たりの甘口の二種類があります。
ひと昔前まで、日本酒は辛口がいいとされていました。
甘口の日本酒は「女酒」と軽視される傾向にあったようです。
しかし、日本酒をたしなむ女性が増えている最近、飲みやすい「女酒」の人気が高まっています。
甘口の日本酒は口当たりがよく、女性でも、また日本酒を初めて飲まれる方でも飲みやすく、また和食だけではなく、チーズやチョコレートなどとも相性がいいため、外国人の方でも受け入れやすいからでしょう。
バーなどではシャンパングラスで日本酒を提供するところあり、日本酒の概念が少しずつ変わりつつあるのかもしれません。
そして、最近もう一つ注目されているものに甘酒があります。
甘酒は日本酒と同じく米麹で作られるものと、日本酒を絞った後の酒粕から作られるものがあります。
酒粕から作られたものには多少のアルコール成分が残っていますが、米麹から作られているものについてはアルコールは入っていません。
お子さんや妊婦さんが飲む場合は米麹から作られたものを選ぶといいでしょう。
飲む点滴と言われるほど栄養豊富であるのが人気の理由です。

甘酒には作り方の違いで二種類に分けられます。一つは米麹から作られるもの、もう一つは日本酒を絞った後の酒粕で作られるものです。
酒粕の甘酒は主に酒粕、砂糖、水で作られます。
家で作られる方の中には蜂蜜やショウガを加えるなどして好みの味に調える方もいるようです。
砂糖を入れる分、酒粕から作る甘酒の方がカロリーが高い傾向にあります。
次に米麹の甘酒ですが、こちらの主な材料は米麹、米、水です。
米麹の甘酒は、砂糖が入っていなくてもびっくりするくらい甘く、そのため酒粕の甘酒よりもカロリーが低いことが特徴です。
また、酒粕、米麹、どちらで作った甘酒も、非常に多くの栄養を含んでいますが、米麹の方が含まれている栄養素の種類が多く、例えば、ビタミンEやセレン、マンガン、モリブデンなどは米麹の甘酒にしか含まれていません。
そのため米麹の甘酒を「飲む点滴」と呼んだりします。
それは米麹の甘酒が持っている栄養素が点滴の成分に近いからのようです。
そのほか米麹の甘酒には酵素がたっぷり含まれていることも魅力です。
ダイエットや美容が目的であれば、米麹の甘酒の方がよりおすすめでしょう。
お好みで飲み分けてください。