カルチャー  カルチャー 2017年12月24日 更新 お気に入り追加 0

冬だからこそ温かいお部屋で涼しげな日本酒「みぞれ酒」はいかがですか!?

☆SAKEPRO編集部☆ ☆SAKEPRO編集部☆

日本酒の飲み方を聞かれたとき、冷酒または熱燗と答える人が多いのではないでしょうか。 しかし最近、日本酒を凍らせた「みぞれ酒」がひそかに注目を集めています。 みぞれ酒はひと口飲むとすぐに口の中で溶けて、味と香りが広がる特徴があります。 そこで今回は「みぞれ酒」に注目して、その楽しみ方などを紹介します。

「みぞれ酒」は味わいと見た目の両方楽しめる日本酒!

みぞれ酒 | 白鶴酒造株式会社 (5246)

みぞれ酒とは凍らせた日本酒をシャーベット状にしたものを指し、見た目が美しい雪景色に見える事からみぞれ酒と呼ばれています。
日本酒は通常-8℃前後で凍らす事ができますが、ゆっくりじわじわと冷やせば、凍ってしまう温度でも液体の状態を維持する事が可能です。
この手法は過冷却と呼ばれていますが、このゆっくり冷やした日本酒をあらかじめ冷やしておいたグラスに注げば、たちまち氷結して見た目がシャーベットのようなみぞれ酒が出来上がります。
みぞれ酒は、過冷却した状態のお酒に少しの衝撃を加えると、それをきっかけにお酒の分子が結晶化して出来る仕組みとなっています。
そのため、結晶化した日本酒はグラスの中で瞬時に凍り、雪景色のようなシャーベット状になるのです。
シャリシャリとした状態で凍っているので、口の中に入れるとすぐに溶けるので、飲み物として十分に楽しむ事ができます。
カップ酒を冷蔵庫から取り出し、カップを叩くとみぞれ酒に早変わりするといったパフォーマンスを見せてくれるお店もあり、みぞれ酒は高いエンターテイメント性も持ち合わせている日本酒でもあります。

「みぞれ酒」にレモン汁などを加えればさらに美味しい!

みぞれ酒を作るには、まず、冷蔵庫に日本酒を入れてキンキンになるまで冷やします。
その際、日本酒はあらかじめ温度が伝わりやすい容器に移し替えておくとより効果的に冷やす事ができます。
次に日本酒が十分に冷えたら冷凍庫に移動させて90分ほど冷やします。
この時、グラスも一緒に冷凍庫で冷やしておくと良いでしょう。
90分ほど冷やしたら日本酒をゆっくり冷凍庫から出し、あらかじめ冷やしていたグラスに注ぎましょう。
日本酒が過冷却の状態であれば、グラスに日本酒が注がれた瞬間に凍り始め、見た目がきれいなみぞれ酒が完成します。
またみぞれ酒はそのまま飲んでもおいしいですが、ちょとした手間を加えればデザート感覚で楽しむ事もできます。
例えば、みぞれ酒に絞ったレモンをかけてスライス状のレモンをのせれば、爽やかさが増したみぞれ酒に早変わりします。
日本酒の持つすっきりとした美味さにレモンの酸味が加わり、飲みやすくなります。
他にも、みかんをしぼったり、シークワーサージュースなどを数滴ほどたらしてもスッキリと風味のあるみぞれ酒を楽しむ事ができます。
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