フード  フード 2017年4月17日 更新 お気に入り追加 0

食事にも肌のケアにも使える酒粕

☆SAKEPRO編集部☆ ☆SAKEPRO編集部☆

近年、健康のためにも和食が世界的なブームになっています。 同時に日本酒も人気が高くなりつつあり、日本酒をつくる際に生まれる酒粕にも注目が集まりつつあります。 酒粕は、今までメインとなって使われることはありませんでしたが、意外な使い方で有効活用できます。

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酒粕ってなんなのか?

酒粕とは、日本酒をつくる際に発行したお米であるもろみを絞った後に残る白い塊のことをいいます。
酒粕をつくろうと思ってつくることはなく、いわば日本酒をつくる際に出る副産物とも言えます。
さまざまな種類がある日本酒の数だけ香りや風味も異なる酒粕があります。
種類は板粕とバラ粕、ねり粕の三種類があり、そのいずれにおいても多くの栄養素を含み古くから大切な食品として扱われているほか、健康にとってもさまざまな良い効果があるとされています。
酒粕には米を発行する際に生まれる胃で消化されにくく腸まで届き油や脂質を吸収してくれるタンパク質が含まれています。
そのため酒粕を摂取すると便秘の改善効果があります。
また、体内では生成できない多くのアミノ酸が含まれており、うまみ成分が凝縮されてもいるほか、さまざまな成分を含んでおりがんの抑制効果や生活習慣病の予防やアレルギー体質の改善にも役立つとされています。
酒粕はこれらのさまざまな効果が期待されており、甘酒などの従来の食品としても好まれていますが、その他にもさまざまな使い道が模索され意外な使い方も生み出されています。

おいしくて肌にもいい

日本酒の作成過程の副産物ともいえる酒粕は、現在注目が集められています。
従来までも酒粕は捨てられることなく使用されてきていましたが、甘酒、粕汁、粕漬けなどと使い方の幅が狭かったのも確かです。
現在では、酒粕の可能性を広げるために意外な使い方も見つけられています。
酒粕の使い方として、まず挙げられるものは食品として活用することで、調味料の一種として活躍しています。
酒粕はうまみ成分であるアミノ酸が豊富に含まれており、ダシと組み合わせることにより旨みが増します。
また、酵素も豊富に含まれているので肉や魚を酒粕に漬け込むとやわらかくなるほか、野菜と合わせてスムージーなどで生のまま摂ると体調にも良いです。
さらに意外な使い方のひとつとして美容成分としての使い方があります。
酒粕には美白や保湿効果があるほか、シワの予防効果などもあるとされています。
そのため、酒粕の成分が含まれている石けんやクリーム、化粧水が人気になっており、材料をそろえて自作する人もいます。
酒粕と精製水を混ぜて作っただけの簡単酒粕パックなどもあります。
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