カルチャー  カルチャー 2017年10月1日 更新 お気に入り追加 0

江戸一色の大分県日田豆田町!中でも一際重厚感のある酒蔵では、伝統技術で日本酒造りが行われています

☆SAKEPRO編集部☆ ☆SAKEPRO編集部☆

国の重要伝統的建造物群保存地区に選ばれている大分県日田豆田町は、江戸時代から残される町並みが魅力です。 九州の小京都と言われる町は、いつも観光客で賑わいます。 そんな町の一角にある日本酒の酒蔵、クンチョウ酒造を詳しくご紹介します。

全ての蔵が昔のまま!歴史的建造物だけでも一見の価値アリ

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大分県日田豆田町にあるクンチョウ酒造の酒蔵は、江戸時代の元禄15年(1702年)に建てられました。
元々この酒蔵は豪商であった千原家の持ち物で、昭和7年に富安豊が引き継いでいます。
富安豊は福岡県の酒蔵、富安合名会社の四男です。
初めは日田醸造所として使用されていた立派な蔵は大切に手入れされ、現在も日本酒と焼酎造りが行われています。
蔵は5つで構成され、北蔵が元禄15年、中蔵が文政9年、穀蔵が安政2年、造り蔵が明治7年、南蔵が大正7年に造られています。
全部の蔵が建築当時のまま現存されているのは、全国的にも珍しいことです。
また、蔵以外には酒造りの歴史を垣間見られる薫長酒造酒蔵資料館が豆田町上町通り沿いにあります。
文政9年に建てられた酒蔵を改装した資料館には、古い酒造りの道具を展示しています。
さらに隣に酒蔵の一部を使った「お酒の学習室」も設けており、こちらでは現在と昔の酒造工程の様子をまとめた資料を見ることが可能です。
その他、蔵に併設されているのは、蔵元ショップやカフェ&ギャラリー、天然酵母パン工房&カフェなどです。
蔵元ショップでは、ここでしか購入できない限定品や季節商品もあります。

ほのかなピンク色に目がハートになる女性多数!

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大分県日田豆田町は小さな町ですが、昔から酒造りが盛んでした。
この地域は現在でも360
度山々に囲まれ、美味しい地下水が採れます。
クンチョウ酒造で最も人気のある日本酒は、生にごり酒です。
もろみを発酵させて粗い目の網などでこしたのがにごり酒ですが、クンチョウでは加熱処理を行っていないのが特徴です。
加熱しないことによって酵素もビタミンも生かされ、栄養がそのまま体に浸透します。
さらにワインボトルのようなスマートな瓶に入った微発砲純米にごり酒は、キュートな桜色が女性を中心に人気を集めています。
このピンクは赤色清酒酵母によるもので、優しい炭酸でほのかに甘い口当たりが、日本酒を飲みなれていない方にも好評です。
それから、大吟醸酒は2年連続平成24酒造年度全国新酒鑑評会での金賞と、同じく2年連続平成29年酒類鑑評会での優秀賞を受賞しています。
山田錦を使い低温で醸造した大吟醸瑞華は、辛口でありながら優しい香りと味わいが特徴です。
また、クンチョウが造る甘酒は、お酒が飲めない方はもちろん甘酒が苦手な方にも気に入られる逸品です。
プレーンと柚子風味があり、酒蔵でも飲めます。
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