新定番！微発砲の日本酒ってどんなもの？

発泡しているアルコールとしてよく知られているのは、シャンパンではないのでしょうか。
しかし、日本酒にもまるでシャンパンのようにシュワシュワと炭酸ガスによって発泡しているものがあります。
そもそも日本酒はお米の糖分を麹菌や酵母菌が分解するのですが、その段階で糖分がアルコールと二酸化炭素に分解されます。
この時、発酵しているお酒をろ過したり火入れをしないで瓶の中に詰めると瓶の中でも発酵が続くので微発砲のにごり酒となります。
近年、スーパーやコンビニで手に入る微発砲の日本酒は、瓶に入っている状態での見た目は一般的な日本酒と同様の透明なものです。
このタイプの微発砲の日本酒の作り方には2種類あり、1つ目は一度瓶に出来上がった日本酒を詰めた後、新たに酵母や糖を入れて瓶の中で二次発酵させるという、シャンパンと同様の手法で作られる方法、2つ目は日本酒に炭酸ガスを注入する方法になります。
1つ目の方法の場合にはどんどん発酵が進んでいきますので要冷蔵で発酵しすぎないようにしなければいけませんが、2つ目は日本酒に炭酸ガスを注入しているだけのため、常温保存もできます。

微発砲の日本酒がこれほど人気となったのは、軽い口当たりで日本酒が苦手だという人でも炭酸の軽さによって飲みやすくなっているためです。
微発砲の日本酒はアルコール度数が7％～5％程度と日本酒の中では低めのことが多いため、アルコール自体が苦手だという人でも受け入れやすくなっていることも、微発砲の日本酒を選ぶユーザーが増えた理由の一つといえるでしょう。
また、微発砲の日本酒がどんなシーンでも使えるというのも人気の理由です。
乾杯の時にも、食前酒や食中酒としてもさまざまな料理との相性抜群です。
パッケージがおしゃれなものが多く、まるでシャンパンのようなパッケージになっているものもあり、女子会やパーティーへのお土産としても人気です。
大手の酒造メーカーが微発砲の日本酒を販売したことで、フルーティーな味わいがあるものや甘めのもの、逆に甘さが控えめで日本酒のきりっとした辛さを楽しめるものなど日本各地の多くの酒造からもそれぞれ特徴のある微発砲の日本酒が販売されていますので、自分の好みに合ったものを探すのも楽しそうです。