フード  フード 2017年4月13日 更新 お気に入り追加 0

食品でもそれ以外でも大活躍の米ぬか

☆SAKEPRO編集部☆ ☆SAKEPRO編集部☆

日本の伝統的な食材であるお米は、食べるだけでなく発酵させて日本酒にしたり、精米した際の米ぬかを調理の際に使用したりとさまざまな使用方法があります。近年米ぬかはあまり見かけることもありませんが、従来の使い方から意外な使い方まで用途が豊富です。

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米ぬかとはなんなのか

お米を食べるときには、精米したてを炊飯するのがおいしいごはんとなるとも言われています。このお米を精米した際に必ず出るものが米ぬかです。
米ぬかとはお米の果皮や種皮、胚芽などの部分のことで、すばらしい栄養成分があるとされています。
従来でもお米を精米した後に出る米ぬかは、ただ単に捨てられることはなくさまざまな用途にもちいられてきました。
まず誰でも思いつくおいしい食品である糠漬けの糠床には、この米ぬかが使われています。日本の発酵食品で、糠漬けにはそれ単体で多様な栄養を摂取できる万能食とも言われています。
この糠漬けと糠床をお湯に溶いた糠茶を飲むと健康に過ごせるとも言われています。
また、栄養が豊富でもあるので畑や田んぼの栄養成分としてまかれることもあります。
そのほかにお米と一緒に米ぬかを発酵させて日本酒にすることもあります。
このようにしてできた日本酒は、成分的には米だけしか使っていないので成分表示は米だけですが、わずかに香などが異なります。
このほか、さまざまな使い道が模索されており、今まででは考え付かないような意外な使い方も出てきています。

栄養食品にも日用品としても役立つ

米ぬかは、糠床や日本酒の成分、畑の肥料として従来からさまざまな用途として使われてきました。
お米を精米する際に出てくるもので、精米されたものが売られることが多くなっているのであまり見かけることも少なくなりましたが、意外な使い方もあり生活にとても便利です。
糠床や日本酒と同じように、食品として使用することもできます。
米ぬかは食べているお米に比べて栄養学的には優れているとも言われており、食べなければもったいない食品のひとつです。
精米したての米ぬかを乾煎りさせてぱさぱさにさせてから、カレーやてんぷら粉、クッキーなど普段の食事に足すとそれだけで栄養が豊富な食事に変わります。
乾煎りしているので気になる臭いもあまりしません。
また人が食べることができるのでペットに与えることで栄養価の高いペットフードにもなります。
お掃除にも便利に使うことができ、そのままスポンジにつけて食器を洗うことも布に包んで乾拭きすればワックス替わりにもなります。
消臭効果もあるので冷蔵庫に入れておけば気になる臭いがなくなります。
さらに入浴剤やボディーソープ代わりに使えば美容効果もあります。
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